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父親の家事時間は1日平均1.6時間、母親は?

2020年07月29日 09:42  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
コズレは7月27日、「家事の時短」に関する調査結果を発表した。調査は3月2日~31日、妊娠中または子どもがいる男女2,895名を対象に、同社運営のコズレ子育てマーケティング研究所によるインターネットリサーチで行われた。

はじめに、料理・掃除・洗濯のそれぞれにかけている1日の時間数を聞いたところ、料理は「2時間」(38.4%)が最も多く、平均で2.2時間という結果に。同様に、掃除は「1時間」(71.9%)が最多で平均1.0時間、洗濯は「1時間」(71.5%)が最多で平均1.2時間となり、家事(料理・掃除・洗濯)にかけている時間は、1日平均4.4時間となった。

家事にかけている平均時間を、仕事や家庭の状況別にみると、「第一子妊娠中の人」(4.0時間)と「出産後の人」(4.7時間)とでは、「出産後の人」のほうが0.7時間ほど多い結果に。一方、「就労している人」(4.1時間)と「就労していないまたは産育休中の人」(4.6時間)では、1日0.5時間(30分)の違いしかないことが分かった。

また、夫婦で生活している母親の回答に限定し、母親と父親の1日の家事時間を比較したところ、母親は平均4.5時間、父親は1.6時間となり、母親は父親の2.8倍の時間を家事に費やしていることが判明。家事別に見てみると、料理にかけている時間は父親の3.8倍、掃除は1.8倍、洗濯は2.4倍となった。

次に、家事の時短につながるサービスの利用状況について調査した。その結果、「家事にかける時間をもっと短くしたい」と思っている人は84.1%。しかしながら、家事の時短につながるサービスの利用経験者は23.5%と、少数派であることが明らかに。利用したサービスは「料理」(18.3%)に関するものが最も多く、「キットになっていてすぐに調理できる」「栄養バランスがとれる」「献立を考えなくて良い」「買い物に行かなくて良い」といった声が寄せられた。

また、時短サービスに対して払っても良いと思う月額を聞いたところ、約半数が「0円・お金をかけたくない」(52.5%)と回答。その割合は世帯年収が高くなるに連れ減少傾向となり、「年収300万円未満」では68.2%と7割近くを占めたが、「年収1000万円以上」では24.7%までに減少した。

一方、お金を払っても良いと思う月額は、世帯年収に関わらず、どの層も「月額1円以上~3000円未満」が最も多く、次いで「月額3000円以上~5000円未満」、「月額5000円以上~1万円未満」という結果に。「月額5000円以上」払ってもいいと考えている人の割合は、「年収300万円未満」では10.2%、「年収500万円以上~700万円未満」で24.7%、「年収1000万円以上」になると44.4%と、世帯年収が高くなるに連れ金額も高くなる傾向が見て取れた。(CHIGAKO)