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元F1ドライバーのエイドリアン・スーティルが所有する『マクラーレン・セナLM』が事故で大破

2020年07月28日 17:21  AUTOSPORT web

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2015年F1第2戦マレーシアGP エイドリアン・スーティル(ウイリアムズ リザーブドライバー)
元F1ドライバーのエイドリアン・スーティルが、モナコで事故を起こし、『マクラーレン・セナLM』に大きなダメージを与えてしまったようだ。

 ソーシャルメディア上で拡散された画像からは、車のフロント部分が大破している様子が見て取れる。運転していたのがスーティルなのかどうかはわからないが、彼自身に怪我はないようだ。

 マクラーレン・セナLMには、800bhpの4リッターV8エンジンが搭載されている。世界でもわずか20台しか生産されておらず、非常に希少価値の高い車だ。

 スーティルは、2006年に全日本F3選手権でチャンピオンを獲得した経験を持ち、この年にミッドランドF1のサードドライバーとしてフリー走行に出走。2007年にはスパイカーからF1デビューを果たした。

 2008年からはスパイカーを買収したフォースインディアのドライバーとしてF1に参戦。2012年にはニコ・ヒュルケンベルグと入れ替わる形でシートを喪失したが、ヒュルケンベルグの移籍に伴い2013年に復帰を果たす。

 翌2014年にはザウバーへ移籍。2015年も契約が残っていたが、チームの多重契約に関する騒動でシートを失った。シーズン途中にはウイリアムズのリザーブドライバーに就任したが、これ以降はシートを獲得できずにF1から遠ざかっている。