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雷の直撃を受けた16歳サッカー選手、奇跡的に助かる(露)<動画あり>

2020年07月28日 15:32  Techinsight Japan

Techinsight Japan

奇跡的に助かった16歳の少年(画像は『The Sun 2020年7月21日付「BOLT FROM THE BLUE Miracle teen goalkeeper shows off scars from being struck by LIGHTNING and is ready to play again just two weeks on」(Credit: East2west News)』のスクリーンショット)
ロシア在住の16歳の少年が今月初め、クラブチームサッカーの練習中に雷の直撃を受けた。少年は奇跡的に助かったが、この時のグラウンドの様子を捉えた衝撃的な映像が公開され、『Inside Edition』などが伝えて拡散している。

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ロシアの首都モスクワ東部の都市オレホヴォ=ズエヴォで今月4日、サッカーの練習中にアイヴァン・ザボロスキー君(Ivan Zaborovsky、16)が雷の直撃を受けた。ゴールキーパーのアイヴァン君はこの時、チームメートと離れて1人でボールを蹴っていた。

動画ではゴール前でボールを蹴ろうとしているアイヴァン君に雷が落ち、閃光が走ると黒い煙が上がっている。するとその直後、アイヴァン君は顔から倒れて動かなくなり、しばらくするとアントン・バソフさん(Anton Basov)らコーチ2人が駆け寄った。


アントンさんによると、アイヴァン君は当時ネックレスをしており、着用していたジャージの胸の部分が焦げていたそうだ。また2分ほど呼吸が止まり、アントンさんらは心臓マッサージとマウスツーマウスの人工呼吸を施した。そして脈が戻ったことが確認されると、アイヴァン君は病院に搬送され、薬による昏睡状態に置かれた。落雷によるショック状態で胸に火傷を負い、肺を損傷していたという。

「当時の記憶は一切ない」と語るアイヴァン君だが、その後は順調に回復し、3週間後にはロシア3部リーグ「ズナーミャ・トルーダ」に復帰、シニアチームとの契約も果たした。コーチは「彼は将来有望ですよ」と話しており、医師らは「彼が生還したことは奇跡的です。まさに幸運な星のもとに生まれたとしか言いようがありません」と驚いているという。

なお事故当時は雨は降っておらず、落雷は突然起こったそうだ。



画像は『The Sun 2020年7月21日付「BOLT FROM THE BLUE Miracle teen goalkeeper shows off scars from being struck by LIGHTNING and is ready to play again just two weeks on」(Credit: East2west News)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)