メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウォルフは、マクラーレンとフェラーリはF1で最も重要な新しいコンコルド協定を締結する準備ができていると主張することで、彼ら自身を“笑いもの”にしてしまっていると述べている。
新協定は、チームと商業権保有者であるリバティ・メディアとの間の商業関係を規定するもので、2021年から2026年まで有効となる。協定は数カ月にわたって策定作業が行われており、F1とFIAがチームとともに、継続中の議論にしたがって細則を微調整している。
しかしながら、最終的な交渉は新型コロナウイルスの流行によって遅れている。
それでも先週ハンガリーで、フェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットとマクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンの両名が、新協定を締結する用意ができていると語った。だがこの公式コメントについて、ウォルフは次のように話した。
「他の一部のチームが、自分たちは締結する準備ができているがそうではないチームもあるようだなどと、ばかげた説明をした理由が私には分からない」とウォルフは先週末に語った。
「彼らはそうした発言を公の場ですることで、自分たちを笑いものにしている」
「交渉は、チームが外部に説明などすることなく、非公開で行われるべきだ」
「その点で我々はリバティと話し合いをしている。我々はF1に残ることを強く願っているが、いくつかの条項が小さな障害になっている。だが解決できないことは何もない」