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アーティスト田中信太郎の展覧会が千葉・市原湖畔美術館で開催、生前の作品や映像を展示

2020年07月24日 13:22  Fashionsnap.com

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《〇△□〝萌〟〝凛〟〝律〟》2001 ©白鳥美雄
アーティスト田中信太郎の展覧会「風景は垂直にやってくる」が、市原湖畔美術館で開催される。会期は8月8日から10月18日まで。

 田中は1940年生まれで、19歳でアーティストとしての活動を開始。読売新聞社主催の美術展覧会「読売アンデパンダン展」への出展で注目を集め、1960年には赤瀬川原平や篠原有司男らによる前衛芸術グループ「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」に最年少で参加した経歴を持つ。その後、「第6回パリ青年ビエンナーレ展」や「第36回ヴェネツィア・ビエンナーレ」などで国際的に活躍した。1980年から病気療養のためしばらく制作から離れるが、回復後の1985年には芸術作品「風景は垂直にやってくる」を発表。昨年8月に胃がんのため79歳で逝去した。
 会場では、田中のアーティストとしての軌跡を当時の作品や記録写真、映像、田中の記した言葉などを通して紹介。このほか、日立の山中にある田中のアトリエを一部再現した展示を行う。展覧会の企画には田中と40年近く親交のあった「BankART1929」代表の池田修が協力している。
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■田中信太郎展「風景は垂直にやってくる」会期:2020年8月8日(土)~10月18日(日)会場:市原湖畔美術館(千葉県市原市不入 75-1)開館時間:平日 10:00~17:00、土・祝前日 9:30~19:00、日・祝日 9:30~18:00(最終入館は閉館時間の30分前まで)休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)問い合わせ:市原湖畔美術館(0436-98-1525)公式サイト