7月19日にヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行われたMotoGP第2戦スペインGPのMoto2クラス決勝で、長島哲太(Red Bull KTM Ajo)は2位表彰台を獲得した。
3列目、8番グリッドからスタートした長島は、オープニングラップで6番手に浮上。上位を走行し毎ラップ順位を上げ4ラップ目に2番手につけた。
その後、トップを走行するルカ・マリーニ(SKY Racing Team VR46)をベストラップをマークしながら追いかける。2戦連続の優勝を目指したが一歩届かず2位でフィニッシュ。チームメイトを務めるホルヘ・マルティンも3位表彰台に入った。
レース中に何度もミスをしたという長島だがRed Bull KTM Ajoのマシンで力強い走りを見せつけた。
長島は2戦連続で表彰台に上り、チャンピオンシップで45ポイントを獲得。28ポイントで2位につけるロレンソ・バルダッサーリ(Flexbox HP 40)と17ポイント差をつけた。チャンピオンに向けて大きなリードを築いたことになる。
チームマネージャーであるアキ・アジョは「Moto2は素晴らしい週末になった。何が起こるかを予測するのは難しかったので、良い結果が得られるように努力した」と語った。
「獲得したふたつの表彰台にはとても満足しなければならない。水曜日のテストから哲太とホルヘはどちらも好調だった。彼らふたりは来週行われる第3戦でこのレベルを維持するのに十分な強さがあることを示した」
■長島哲太(Red Bull KTM Ajo) 決勝:2位
「この結果はとてもうれしいです。今週末は少し苦戦していましたが、それを乗り越え、結果的にはいいポジションでフィニッシュできました。チームと自分自身を信じ、スタートから一生懸命プッシュし、全力を出しました」
「今日はチャンピオンシップにおいて重要なポイントを獲得しました。レースは大体予想した通りですが、ルカ(・マリーニ)が思ったより速かったこと。自分が何度もミスをしてしまったことは予想外です。連戦となる第3戦アンダルシアGPに向けて大きな自信になりました」