新型コロナウイルスの影響でワンデー開催となったスーパーGT第1戦富士では、事前から速さに定評があったホンダNSX-GT勢をおさえ、平川/キャシディ組KeePer TOM'S GR Supraが見事ポールポジションを達成。レースでも強さを発揮し、KeePer TOM'S GR Supraがポール・トゥ・ウイン。さらに僚友au TOM'S GR Supraが続き、トムス勢がワン・ツーを達成し、さらにトップ5を占める強さをみせた。
また、GT300クラスではSAITAMATOYOPET GB GR Supra GTがデビューウインを達成。まさにGRスープラ一色と言える開幕戦で、トヨタ自動車豊田章男社長も「『スープラ』という車名のサーキット復帰を最高の形で果たしてくれました。ドライバーのみんな、チームのみんな、スポンサーの皆さま、応援してくださったファンの皆さま、本当にありがとうございました!」と祝福のメッセージを寄せている。
そんなスーパーGT第1戦富士でのKeePer TOM'S GR Supraの優勝だが、トムスにとっては新車種における4連続の“デビューウイン”を達成することになった。トヨタはスーパーGTの前身であるJGTC全日本GT選手権時代の1994年からスープラをGT1/GT500クラスに投入しているが、2006年から車種をレクサスSC430にスイッチした。