女優やモデルとして活躍するライリー・キーオ(31)がこのほど自身のInstagramを更新し、今月12日に亡くなった実弟ベンジャミン・キーオさん(享年27)とのツーショット写真などを多数公開、弟の早すぎる死を悼んだ。ライリーとベンジャミンさんは、故エルヴィス・プレスリーの孫で、友人はベンジャミンさんが「祖父の名前の重圧に苦しんでいた」と明かしている。
米時間12日早朝、カリフォルニア州カラバサスの自宅バスルームでショットガンをくわえ自らの命を絶ったベンジャミン・キーオさん。故エルヴィス・プレスリーの一人娘リサ・マリー・プレスリーを母に、ミュージシャンのダニー・キーオを父に持つベンジャミンさんは長年アルコールや薬物依存に苦しみ、最近までリハビリ施設に通っていたという。ベンジャミンさんを幼少期から知る友人ブランドン・ハワードさんは『People.com』に対し、かねてから鬱症状を抱えていたベンジャミンさんの症状がパンデミックの影響で悪化したことや“故エルヴィス・プレスリーの孫”という自身の境遇から来る重圧に苦しんでいたことなどを明かしている。
死後6日が経過した米時間18日は、この世でたった1人の弟を無くした女優兼モデルのライリー・キーオがInstagramを更新、亡き弟とのツーショット写真とともに切ない長文メッセージを綴った。
「朝が一番辛いわ。あなたが逝ってしまったことをつい忘れてしまう。涙が止まらなくなってしまうことが怖くて、泣くこともできない。これまで経験したことのない痛みよ。」
「“あなた”。あなたを形容する言葉が見つからない。思い浮かぶ中で一番近いのは、“天使”って言葉。“ピュアな光”、“弟”、“ベストフレンド”、“ワイルドな人”、“知識人”、“私の人生の証人”、“似た者同士”、“私を守ってくれる人”。」
「この厳しい世界にあなたの心は繊細過ぎた。私の心に残された大きな穴に耐えられるように、そして私が食べ物を喉に通すことができるように、あなたが強さを与えてくれることを願っています。」
ライリーは、天国へと旅立ったベンジャミンさんがたくさんの愛情に包まれて安らかに過ごしていますように―と願うと同時に、
「あなたが私を残して逝ってしまったなんて信じられない。」
「よりによって、あなたがいなくなってしまったなんて。」
「“胸が張り裂ける”って、こういうことを言うのね。」
「もう一度、あなたと会えますように。」
と最愛の弟の早すぎる死への切ない心の叫びを記している。
なおライリーのこの投稿に対しては、ベンジャミンさんの死を惜しむと同時にライリーを気遣う多数のコメントが寄せられており、その中にはレオナルド・ディカプリオの恋人で女優のカミラ・モローネやダコタ・ファニング、オリヴィア・マンといったライリーのセレブ仲間達の名前も見受けられた。
ベンジャミンさんの死後、母リサ・マリーの代理人はメディアに対し、
「リサ・マリー・プレスリーは、深い悲しみに打ちひしがれています。やるせない思いでひどく落ち込んでいますが、11歳の双子の娘達やライリーのためにも強くあろうと闘っています。リサ・マリーは息子を深く愛していました。彼女にとってベンジャミンは最愛のひとでしたから。」
とコメントしていたが、彼の死後こうして身内が公にメッセージを綴ったのはライリーが初めてだった。
画像は『Riley Keough 2020年7月18日付Instagram「Mornings are the hardest.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)