2020年F1ハンガリーGPの土曜予選で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは7番手だった。
レッドブルは金曜深夜1時から土曜9時までの労働禁止時間帯に作業を行い、マシンのセットアップ向上に取り組んだ。労働制限(カーフュー)を破ることは1シーズンに2回まで許されており、今回は1回目のためペナルティは受けない。
フェルスタッペンは、フリープラクティス3回目では1分16秒084で6番手。予選Q1では1分15秒495で8番手、Q2では1分14秒976で3番手(ソフトタイヤ)を獲得。Q3最初のアタックラップで暫定4番手につけるが、Q3には新品ソフトタイヤが1セットしか残っておらず、2回目最後のランをユーズドソフトタイヤで行った結果、タイムを更新できず、7番手という結果になった(1分14秒849)。メルセデスのルイス・ハミルトンが記録したポールポジションタイムとの差は1.402秒だった。
■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 予選=7番手
もちろんこの予選に全員ががっかりしている。僕には理由は分からないが、去年と比べると、明らかに何かがうまく機能していない。去年このコースではマシンバランスがとてもよかった。
ここまで全体的にとても難しい週末になっている。たくさんの変更を行ったにもかかわらず、ラップタイムが大幅に向上するという結果にはつながっていないようで、その理由は理解しがたい。このコースで速く走るには、セクター2をきっちり走れる安定したマシンが必要だ。でも今の僕らは、オーバーステアが出たり、アンダーステアが出たりと、バランスの点でよくない。
7番グリッドとなり、決勝を集団のなかでスタートすることになるから、アクシデントに巻き込まれないように注意する必要がある。そこからそれなりのポイントを稼ぐことができると思っている。いつもどおり、いいレース結果を出すことを諦めるつもりはない。ここはオーバーテイクがたやすいコースではないけれど、今の僕らのペースを最大限に引き出して、ベストを尽くして戦う。どういう結果を出せるか、見ていこう。
(自身の公式サイトに語り)もちろん望んでいた結果ではない。今週末はバランスもグリップも悪く、たくさんのことを試しているのに、効果が出ていないようだ。期待外れの予選であり、受け入れがたい結果だ。
決勝でのペースはそれほど差がないから、様子を見ていこう。スタートタイヤは理想的ではないけれど、仕方ない。やれるだけのことをやるつもりだ。
(Sky Sportsに語り)これ以上悪い週末が今後ないことを願おう。今回はたくさんのことを学んで、今後のレースに向けて修正していく。
コーナーでのバランスがよくない。アンダーステアになったりオーバーステアになったりするし、グリップが足りないし、トップスピードもよくない。すべての要素が重なって遅くなっているんだ。
セットアップの問題ではないと思っている。セットアップの問題なら、エンジニアのせいということになるが、そうではないと思う。セットアップに関連する問題ではないよ。