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小田急電鉄、MaaSアプリ「EMot」電子チケットの種類・機能を拡充へ

2020年07月18日 17:21  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
小田急電鉄は16日、MaaSアプリ「EMot」の電子チケットの種類や機能を7月20日から順次拡充すると発表した。あわせて「EMot」を活用した3つの実証実験期間を延長し、事業化に向けた検証を進める。

7月20日以降、観光型MaaSとして提供している「デジタル箱根フリーパス」で従来の「おとな」に加え、こども料金と英語版(おとな・こども)を導入。8月17日からは、箱根湯本駅近くの温浴施設「箱根湯寮」のお得な電子チケットを新たに発売する。

代表者がチケット(「デジタル箱根フリーパス」各種)をまとめて購入し、別のスマートフォンの「EMot」アカウントに譲渡できる「チケット譲渡機能」も7月20日から実装。「MaaS×生活サービス」として提供していた飲食サブスクリプションチケットは、チケットの対象店舗「箱根そば」で引き換えられるメニューを拡大し、8月下旬から販売を再開する。

電子チケットの拡充に加えて、複合経路検索の機能拡充も進めており、今年4月から小田急線と神奈川中央交通の路線バスを対象にリアルタイム運行情報の提供を開始している。小田急線は電車の発着予定時刻や最新の運転状況、神奈川中央交通は発着予定時刻やバス停通過情報など、発着ホームやのりばといった基本情報と合わせて経路検索結果に表示している。

6月からタイムズカーシェアのステーション情報連携を小田急沿線から全国に拡大したほか、8月中旬以降、新たにNTTドコモが運営するdカーシェアのステーション情報と複合経路検索結果の連携開始を予定しているという。(佐々木康弘)