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紅茶カクテルとスイーツのコースで大人の夜

2020年07月17日 12:03  オズモール

オズモール

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◆週末夜だけのヒミツのBARがオープン。映えるティーカクテルとスイーツのペアリングにうっとり

「リプトン」のアイスティーに自分の好きなフルーツを入れて楽しむ、Fruits in Teaの期間限定店舗「Lipton TEA STAND Fruits in Tea」。今年は代官山にある期間限定店舗が、週末の夜だけティーカクテルとスイーツのコースを提供する「Lipton TEA BAR」に変身。1日8人限定のスペシャルなコースを編集部が体験した様子をお届けします。



リプトンカラーに囲まれたフォトジェニック空間
会場である「Sign 代官山」では、午前11時から夜8時まで「Lipton TEA STAND Fruits in Tea」を8月30日(日)まで開業中。毎年大人気の水出しアイスティーにフルーツやハーブを入れて楽しむ「Fruits in Tea」が楽しめます。

今回は大人タイムとして、金・土の夜しかオープンしない「Lipton TEA BAR」へ。3杯のティーカクテルとペアリングスイーツが楽しめる、完全予約制のバーです。
店内に入ると、かわいいイエローのカウンターがあり、すでにこの時点であちこちで写真を撮りたくなる空間。カウンターに並んで座ると、目の前でバーテンダーが説明をしながら手つきも鮮やかなパフォーマンスを見せてくれます。



【1杯目】アールグレイとリンゴが生み出すキュートな大人の世界

まず最初に、はがき大のカードが配られます。表にはアーティスティックなリンゴのイラストが描いてあり、裏にはカクテルとスイーツのメニューが書かれています。
そしてカクテルづくりが始まるのですが、最初に登場したのはなんとすり鉢とすりこぎ。
「ハーブやスパイスが入っているカンパリというリキュールがあるのですが、今回はそれを手作りしていきます」と、バーテンダーの水口拓也さん。
シナモン、コリアンダーシード、キャラウェイ、カルダモンをすりつぶした中にアールグレイを漬け込んだリンゴのブランデー・カルヴァドスを入れ、オレンジの皮を一ひねり。シェイクしてグラスにそそいだら、リンゴジュースとトニックウォーターを入れて出来上がりです。



そうして提供された「アールグレイと林檎 フレッシュカンパリのスプモーニ」は、ひと口飲むとリンゴの香りが広がり、アールグレイのフレッシュな余韻を感じる爽やかな味わい。甘さと酸味を持つリンゴにスパイスが複雑に絡まって奥行きを感じさせてくれる1杯です。

このカクテルに合わせるスイーツは「レモングラスと林檎のタルトタタン」。小さなリンゴの中に、キャラメリゼしたリンゴとレモングラスのゼリーが入っていて、上には焼いたパイ生地をミルクに浸して泡状にしたエスプーマが載っています。スプーンですくってひと口でいただくと、確かにタルトタタンの味。パイとリンゴの香ばしさが印象的で、カクテルとの相性もバツグンです。



【2杯目】アッサムとミルクとパイナップルのトロピカルな出会い
続いてのカクテルづくりはピニャコラーダのリプトン風アレンジ。大きなガラスのポットにバカルディ8という8年熟成のラム酒と、濃いめに抽出したアッサムティーを入れます。
「この時点で濃い茶色ですが、ここに牛乳とレモン汁を加えます。ミルクティーのような色になりましたが、かき回していくとどんどん固まってきて、分離していくんです」と水口さん。これをコーヒーのようにフィルターで漉していくと、なんと出てきたのは半透明な液体! おいしいエキスをたっぷり含んだカクテルです。
アッサムティーに漬けたパイナップルのダイスを入れた、牛乳瓶のようなボトルにそそいで提供されます。



「アッサムとミルク クリアミルクのピニャコラーダ」は、透明なのに、まさにミルクティーのような優しいコクと味わい。ラムとパイナップルがトロピカルなテイストを加えていて、ごくごく飲みたくなるおいしさ。

「パイナップルのバターサンド」は、提供の仕方がおしゃれで、3つの四角い器にそれぞれレモンバーベナでマリネしたパイナップル、サブレ、ハーブをのせたホイップバターが入っていて、自分で好きな分だけサブレに載せていただくというもの。フワフワのバターと甘く爽やかなパイナップルが絶妙なハーモニー。カクテルの中のパイナップルも合わせて食べながら、南国気分を味わいました。



【3杯目】ダージリンと色とりどりの花で香り豊かなフィナーレ
最後の1杯は、ホットカクテル。“紅茶のシャンパン”の異名を持つダージリンを主役に、ネグローニというジンとベルモット、カンパリでつくるカクテルを贅沢にアレンジします。BOBBY’Sというローズヒップやレモングラスが入ったジンと、フランスのエルダーフラワーのリキュールST-GERMAIN、ダージリンの茶葉をポットに入れ、お湯をそそいで蒸らします。さらにエディブルフラワー、スターアニス、青柚子を浮かべるとポットの中が色とりどりに。
「ラストなので気持ちもほっとするカクテルにしました。体が温まって、今夜はぐっすり眠れると思いますよ」と、水口さん。



「ダージリンと花 温かいホワイトネグローニ」は、まさに紅茶のように、自分でカップにそそいでいただきます。ホットなので香りがとても華やかで、頭の中にお花畑の風景がふわーっと広がるような幸せな気分に。味わいも濃厚で、ダージリンの上品なマスカットの香りとハーブや花の香りが口の中を駆け巡ります。

さらに、これに合わせる「花の香りのクリスプス」も花づくし。薄いクッキーのような赤いものはローズとラベンダー、黄色のものはカモミールやエディブルフラワーが入っていて、まさに花をまるごといただく贅沢を味わいました。


どのカクテルもしっかりとアルコールが効いていて、3杯飲むとすっかりほろ酔い状態。お酒好きかつある程度お酒に強い人におすすめです。リプトンの紅茶の魅力や味わいの違いがそれぞれ引き立ち、決して家でマネできないプロの技をじっくりと堪能できる、素敵なひとときでした。