レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、2020年F1第3戦ハンガリーGPでは、最初の2戦よりもメルセデスに近づけると予想している。レースで訪れるチャンスを確実に生かして好結果を出すことを目指すフェルスタッペンだが、純粋なペースだけを考えると、メルセデスの方が圧倒的に優れていると感じている。
メルセデスはオーストリアGP、シュタイアーマルクGPの2戦を制し、第2戦ではワンツーを飾り、現在、コンストラクターズ選手権でトップに立っている。レッドブル・ホンダは開幕戦で2台ともトラブルによりリタイア、第2戦ではフェルスタッペンが3位、アレクサンダー・アルボンが4位を獲得したものの、メルセデスには歯が立たなかった。
フェルスタッペンは、ハンガリーGPの舞台ハンガロリンクのコース特性はレッドブルRB16・ホンダとの相性が比較的いいと考えており、レッドブルリンクよりもメルセデスに近づけると予想している。
「低速(コーナー)では僕らはとても強い。ここ(ハンガロリンク)は(レッドブルリンクより)ストレートが少ないから、多少競争力が上がるのはないかと考えている」とフェルスタッペンが語ったとFormula1.comが伝えた。
「彼ら(メルセデス)を倒せるとは言わないが、近づけることを期待している」
「毎週末がチャンスだ。でも現実的にならなければいけない。メルセデスのように圧倒的な強さを持っているチームは、どのコースでも速いと考えられる。僕は常にベストを尽くしているが、現実的に物事を見たい。ここで彼らに勝つのは簡単ではないだろう」
「だけど、どれぐらい近づけるかを確認しよう。天候が影響を及ぼし、混乱をもたらす可能性もある。どうなるかは分からないよ。ただ、純粋なペースで考えると、彼らを倒すのはかなり難しいんじゃないかな」
アルボンは、ハンガリーでの好パフォーマンスを期待する一方で、チームの序列については少なくともFP1を走るまでは予測できないと語った。
「(ハンガロリンクには)比較的低速のコーナーがあるから、僕らとの相性がいいのではないかと期待している」とアルボンは言う。
「とはいえ、予測するのは難しい。今までの2戦は同じサーキットでの開催だったから、自分たちがパフォーマンスの面でどのあたりに位置するのかを判断するのは困難だ。FP1で状況を見てみることにしよう」