翔泳社は7月14日、「社会や環境に対する意識とコロナ禍の影響による価値観の変化」に関する調査結果を発表した。調査は5~6月にネット上で実施し、20~70代の男女197人から回答を得た。
コロナ禍での心境について、約半数は「今後も社会や生活が元には戻らないから、何を優先して暮らすかを考えたい」(46.2%)と回答。3割以上が「価値観や、自分の人生における優先順位が変わった」(33.5%)と答えた。
「これを機に第二の人生を真剣に考えて踏み出した」という人も
価値観や人生における優先順位が変わったという人に、どのように変わったかを聞くと、
「家族との時間が何より大切と感じるようになった」
「子ども中心の生活だったが、自分たち(夫婦)のことも大事にしなくてはと気づいた」
といった家族に関する声が多くあがった。中には、「これを機に第二の人生を真剣に考えて踏み出した」「家族が自分のやりたいことを応援してくれた」といった声もあがっている。
環境問題に対する意識について、7割以上が「難しい解説記事などは読まないが、環境や社会問題の解決について自分にできることはやりたい(エコバッグを使うなど)」(71.6%)と回答。
次いで、「使い捨てのモノ、ワンシーズンしか着ない服のような使用期間が短いモノを買わなくなった」(46.2%)、「若い世代が大人になる10年後、20年後に、負の遺産を残したくない」(44.7%)が続いた。
購買の際にも、「同じ価格なら、環境にやさしく社会的負担(海外での不当労働など)が少ないモノやサービスを買いたい」(33.5%)と回答。次いで、「10~20%高くても、そうしたモノやサービスを買いたい」(27.9%)が続いた。
一方、「そうしたモノやサービスの選び方がわからない」(10.7%)といった声もあった。