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ナヤ・リヴェラ水死の湖は「深く激しく渦を巻き地元民は誰も泳がない」 警告標識設置に4万人超の署名集まる

2020年07月15日 17:22  Techinsight Japan

Techinsight Japan

『glee/グリー』で活躍した女優ナヤ・リヴェラ(享年33)
米時間13日、カリフォルニア州ピルー湖で遺体で発見された女優のナヤ・リヴェラ。翌14日にはベンチュラ郡検視局が解剖結果を公表、死因は事故による水死であると断定した。

米時間8日、息子ジョージーくん(4)とともにカリフォルニア州ベンチュラ郡ピルー湖を訪れ、ボートをレンタルするも愛息を残したまま行方不明となり、その後6日間にわたった捜索活動ののちに遺体で発見された女優のナヤ・リヴェラ(享年33)。

ベンチュラ郡保安官事務所のビル・アユーブ保安官は、13日に行われた記者会見のなかで、遺体の特徴や身に付けていた衣服、また他に同地で捜索願が出されていないことなどから「遺体がナヤのものでほぼ間違いはないだろう」と伝えていたが、同郡検視局は14日、遺体の状況や特徴、また歯科所見の結果から遺体はナヤ・リヴェラのものと特定、死因は事故による水死であると断定した。また遺体には目立った外傷や疾患経過は見られず、このたびの事故に薬物やアルコールが関係している可能性は低いということだ。

ナヤとジョージーくんは8日午後1時頃にピルー湖でボートをレンタルしたが、3時間後にボートの返却予定時間になっても戻ってこなかったことからレンタル会社のスタッフが2人を探しに出かけた。やがて一艘のボートが漂流しているところを発見され、ライフジャケットを着けて眠っていたジョージーくんは無事救出されたが、そこにナヤの姿はなかった。

アユーブ保安官は13日の会見の席で、2人を乗せたボートは事故当時どこにも繋がれておらず、泳ぎを楽しんでいる間にボートが流されてしまったのではないか、そしてナヤはなんとか力を振り絞りジョージーくんをボートに乗せたが、自身を救う前に力尽きてしまったのではないかと伝えていた。

ナヤの遺体が発見されたピルー湖では同様の事故が多数発生していたことから、観光客らに注意を促す警告標識の設置を求める人物が嘆願書のオンライン署名を「Change.org」で呼びかけていた。同ページには、ピルー湖について次のように記されている。

「ピルー湖で行方不明になったのは、ナヤ・リヴェラが最初でも、最後でもありません。ピルー湖の水深はとても深く、激しく渦を巻く地帯があります。泳ぎに訪れる人達への注意喚起のため、警告標識を立ててもらえるよう、人々は市に何年もかけ合ってきました。(ピルー湖が危険であることを知っている)ベンチュラ郡の地元民は、ここでは泳ぎません! 観光客はピルー湖の恐ろしさを知らないのです。ピルー湖には標識が必要です。もう待ち疲れました。ピルー湖で命を落とした人達のためにも正義が必要です。標識を設置してください。」

ナヤが同地で行方不明になった8日に作られたこのページには現在、4万人超の署名が集まっている。
(TechinsightJapan編集部 c.emma)