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「妻が同居を断固拒否しています」跡取り長男の相談に「詐欺に近い」など批判殺到「親にも妻にも良い顔した結果、みんなを不幸に」

2020年07月15日 07:20  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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「跡取り」「本家の長男」と言われて育つと、"女性は嫁として我慢するのが当たり前"という考えに偏ってしまうことがあるようだ。7月上旬のお悩み解決掲示板に、「妻が同居を断固拒否しています。」という相談が寄せられた。

相談者は本家の長男で、幼い頃から「跡取り」として育った男性。現在、実家には両親と未婚の姉が住んでいる。結婚したときは妻の地元に住んでいたが、すぐに相談者の地元へ転勤となり、いまは実家近くのアパートで妻と暮らしている。

妻は地元愛の強い人で、友人や一人暮らしの母を思い地元を離れることに難色を示したが、まだ子どももいないため夫の希望を飲んで仕事を辞め、相談者についてきたという。(文:okei)

「同居しなきゃいけないなら、無理だから別れよう」と言われていたが


結婚前、相談者は妻から「私はどうしても地元を離れることができない、将来同居しなきゃいけないなら、無理だから別れよう」と言われていたそうだ。そのときは妻の負担も考え、「総合的に考えると将来は妻の地元に住むのが良いと思うよ」と伝えたという。

「妻も『ありがとう。』と言ってくれ、なんとか別れず結婚に至りました。なので妻はゆくゆく自分の地元に帰れると思っていると思います」

と綴っている。つまり、相談者は妻の条件を飲んで結婚したことになるが、「思う」と言っただけで約束はしていないと言い逃れもできそうな言い方が気になる。

案の定、相談者の両親は息子夫婦が地元に帰ってきたことを喜び、しょっちゅう実家に呼ばれるように。先日は父親から、同居を心待ちにしているような言葉をかけられた。

帰宅後に妻は泣き出し「一生同居しないよね? 私、地元に帰れるんだよね?」と号泣。相談者は戸惑い、

「地元を離れる事を大変嫌がっていた妻ですが、数年住めばこの地にも慣れると思っていました」
「私の実家ともうまくやってくれているので、私の両親にも抵抗はないものだと思っていましたので、あんなに大泣きして同居を断られ少々困惑気味です」

と本音を吐露。両親は同居しないとは微塵も思っていないため、「出来れば妻が同居を許してくれるのを願っているのですが……」と希望を綴り、"本家のお嫁さん"にアドバイスを求めていた。

「相談者が別れたくないから奥さんの条件を飲んで結婚したんだよね?」

相談者は、同居しない約束で結婚したものの、「長男は実家に同居するのが親孝行」という思いが強い。いざ地元に帰ると、このままここに拠点を置きたい気持ちになってしまったという。妻に仕事を辞めさせたことは、さほど気にしていないようだ。

この相談は注目を集め、

「付き合っている頃から奥さんがそう言ってるのに同居の話を持ち出すのは、詐欺に近いですよ」
「親にも妻にも良い顔した結果、みんなを不幸にしてます」
「時代錯誤すぎます。自分が妻の実家で一生住めますか?」

など、相談者に厳しい意見が相次いだ。

相談者が別れたくないから奥さんの条件を飲んで結婚したはずなのに、「それを反故にしたら結婚詐欺と変わらないじゃん」といった叱責が大半だ。

なかには、妻に対して「同居もしないし介護もしないのは(長男の嫁として)甘い」という指摘もあったが、これには「同居しようとしまいと、長男だろうと次女だろうと関係なく、親の介護義務はその実子にのみある」という反論が押し寄せた。

相談者は、妻に味方する人があまりにも多いことが意外だったようだ。最初は「結婚に多少のガマンはつきものだと思いますし、単に同居は嫌!というのは、どうしても妻のワガママに聞こえてしまうんです」などと返信していたが、さらに批判が殺到する事態となり、最終的には反省したようだった。