2020年F1第2戦シュタイアーマルクGP予選で6番手~10番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。
■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 予選=10番手
もっと上位の結果を望んでいたんだけどね。それでも予選が明日に延期にならなかったのはよかった。
できる限りのことを試したと思う。でもタイヤの温度を上げるのに時間がかかりすぎた。特にフロントをうまく機能する温度域まで持っていくのに、とても時間がかかった。
フロントが何度もロックして、ストレートではアクアプレーニングが起きた。Q3最後のラップでは、あらゆるリスクを冒して攻めたというのに、ターン8でコントロールを失ってタイムを更新できなかった。
少なくとも、次にこういったコンディションになったときのために、学んだことはあったと思う。明日は天気が変わるという予報が出ているね。(予選ペースよりは)レースペースの方が多少いいとは思うけれど、望んでいる位置にはまだ届いていない。
■ルノーDPワールドF1チーム
ダニエル・リカルド 予選=9番手
予選で走ることができてうれしい。昨日あんなこと(クラッシュ)があったから、Q3に進めて本当によかった。
Q3では少し伸び悩み、思うような展開にはならなかったが、それでも2台揃ってトップ10入りを果たせたのは、チームにとっては素晴らしいことだね。
ランド(・ノリス)にペナルティが科されて、僕はポジションがひとつ上がるみたいだから悪くないね。ひと晩でマシンを修復して予選に間に合わせてくれた僕のメカニックたちに、もう一度お礼を言いたい。
明日は楽しくなるだろう。天候は今日とは真逆になるそうだから、何が起きるかに注目していよう。
■スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ
ピエール・ガスリー 予選=8番手
今日はスーパーハッピーだよ。今年初めてのQ3進出を、第2戦で達成できたんだからね。僕はこういうコンディションで走るのが大好きなんだ。難しいけれど、すごく楽しめる。
今日はチャンスを最大に生かすことができたと思う。最後のラップでイエローフラッグが出たのは少し残念だったね。あれがなければあと0.2秒か0.3秒は削ることができたと思う。そしたら5番手だったんだ。
とはいえ、この結果に満足すべきだろう。(ランド・)ノリスのペナルティでひとつ繰り上げられて、7番グリッドからスタートできる。
明日は今日とはまるで違うコンディションになるが、戦う準備はできている。またポイントを加算したいと思っているよ。
■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
アレクサンダー・アルボン 予選=7番手
もっとずっといい結果を出せたはずだと思っている。僕自身にミスがあった。路面状態が改善しつつあり、タイムがどんどん更新される状況のなか、最後のラップでコースオフしてしまった。あのミスがなければ3番手に入れたと思う。
先週末(のオーストリアGP)の時の方がマシンバランスに満足できていたので、調べて状況を確認する。
先週見たとおり、僕らのレースペースは強力だ。どういう結果を手に入れられるのか、楽しみにしていよう。先週の日曜にここでレースをして、皆ある程度のことは予測できているから、戦略面でうまくやる必要がある。何ができるか見ていくよ。
■マクラーレンF1チーム
ランド・ノリス 予選=6番手
難しい予選だったけれど、うまくいったと思うよ。マシンは好調で、Q1とQ2では特に、自信をもってプッシュすることができた。Q3では、路面の状態がベストな時に、自分が最適な場所にいなかったので、それはついてなかったと思う。これについては、何が起きたのか見直したい。
チームは優れた仕事をしてくれたし、マシンも良かった。カルロス(・サインツJr.)も素晴らしい仕事をしたね。だから僕ももっといい結果を出せるはずだったと思う。
雨の中、コースに出て行って走るのは楽しかった。まずまずの位置からスタートするから、明日に期待するよ。