2020年F1シュタイアーマルクGPの土曜予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンはポールポジションを獲得した。
ウエットコンディションの予選で、ハミルトンはQ1では1分18秒188でトップ、Q2では1分17秒825でトップ、Q3では1分19秒273をマーク、全セッションで最速だった。予選2番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)には1.216秒という大差をつけた。
金曜はマシンに苦しみ、FP2では6番手に沈んだハミルトンだが、チームが詳細なチェックを行った結果、心配することなく予選に臨むことができたということだ。
■メルセデス-AMG・ペトロナスF1チーム
ルイス・ハミルトン 予選=1番手
(悪天候により延期の話が出ていたが)今日、予選ができたことをありがたく思っている。こういった日が大好きなんだ。誰にとっても今日の天候はとてもやっかいで困難なものだった。ほとんどの時間帯、自分がどこに向かっているのかも分からないような状態だった。
最後から2番目のラップ、ひどいアクアプレーニングが起きて、口から心臓が飛び出しそうになった。でも、最後のラップはスムーズにうまく走ることができ、タイムを更新することができた。
昨日は苦労したけれど、チームが問題の原因を調査してくれた。だから、今日は問題ないと確信して走ることができたんだ。たとえドライコンディションだったとしても心配はなかった。
もちろんいつもポールポジションからレースをスタートしたいと思っているから、今日、トラブルのない予選を過ごすことができてうれしい。僕自身も全くミスをしなかった。ポジティブな予選だったから、明日が楽しみだよ。
(FIA記者会見で語り)昨日のFP2では深刻な状況だったけれど、夜の間に問題を探り出した。たいしたことではなかったよ。チームの皆がダブルチェックをして、データを見て、問題の原因と考えられるものを理解するために、細かいところまで確認してくれた。