2020年F1シュタイアーマルクGPの金曜、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=2番手/2=1番手だった。
FP1、FP2ともに好天のもとで行われたが、予選が予定されている土曜日は雷雨となる可能性がある。F1はその場合のプランをすでに用意しており、コース上の走行が難しいコンディションであれば、予選は日曜朝に延期され、日曜朝も走行できない状況なら、FP2の結果が決勝グリッドになることが決まっている。そのため、予選がキャンセルされた場合、フェルスタッペンはポールポジションから決勝をスタートする予定だ。
フェルスタッペンはFP1では31周を走り1分04秒963、FP2では27周のなかで1分03秒660をそれぞれソフトタイヤでマークした。
■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン フリー走行1=2番手/2=1番手
マシンの感触は先週(のオーストリアGP)よりよかった。バランスがかなり向上したと感じる。大きく進歩したようだ。
まだ金曜のプラクティスにすぎないから、メルセデスと比較してどのあたりにいるのかを予想するのはまだ早い。でもとても満足できる状態だった。
マシンへの理解を深めるため、いくつか違う方向性を試した。正しい方向に向かっていると思うからうれしいよ。
明日天候がどうなるのかは分からないけれど、実際の自分たちの位置は日曜には分かるだろう。通常、僕らは(予選よりも)レースペースの方が強力なんだが、今は1ラップのパフォーマンスも悪くない。先週のレースで走った11周もまずまずだったし、もっと向上させることができるだろう。
明日、悪天候で予選ができなくても、日曜朝に予選をするかもしれないから、今日のラップでポールポジションを取ったとは考えていない。
(自身の公式サイトに語り)以前よりもマシンがすごく満足できる状態になった。まるで違うクルマのように感じるよ。挙動をかなり予想できるようになった。
先週ターン1でスピンしたり、ターン6でコースオフしたりということがあったのは、マシンがナーバスで、うまく感触をつかめなかったからだ。そういう感じがなくなったから、すごくうれしい。一歩前進したと思う。予選でメルセデスに勝てるぐらい進歩したかどうかは分からないが、このマシンをベースにさらに改善させていけばいい。