au損害保険は7月10日、「東京都の自転車通勤に新型コロナが与えた影響の調査」の結果を発表した。調査は6月にネット上で実施し、東京都で週1回以上自転車通勤をしている会社員500人から回答を得た。
自転車通勤を始めたタイミングを聞くと、約4人に1人が「日本で新型コロナの流行が始まった後」(23%)と回答。流行後に自転車通勤を始めた理由として最も多かったのは「公共交通機関での通勤を避けるため」(95.7%)だった。
次いで「運動不足解消のため」(44.3%)、「ストレス解消のため」(27.8%)、「交通費節約のため」(21.7%)と続いた。
3割以上が「コロナ流行後に勤務先から自転車通勤を推奨するアナウンスがあった」
新型コロナの感染リスクについて、9割近くが「公共機関での通勤より自転車通勤のほうが感染リスクは下がっていると感じる」(88%)と回答した。
新型コロナの流行後、約3人に1人が「勤務先から自転車通勤を推奨するアナウンスがあった」(32%)と回答した。
新型コロナ流行後の周りの自転車通勤に対する関心について聞くと、7割以上が「自転車通勤への関心が以前より高まっていると感じる」(72.4%)と回答。
そう感じた理由として最も多かったのは「会話で話題になることがあったから」(58.3%)。次いで「街中で自転車通勤を今までより見かけるようになったから」(57.7%)、「身近な人達が自転車通勤を始めるようになったから」(50%)と続いた。
アフターコロナの日本社会において、約8割が「今後、自転車通勤の利用が広がっていくと思う・やや思う」(79%)と回答。
自転車通勤の利用が広がるために必要なことを聞くと、最も多かったのは「自転車通勤を認める会社が増えること」(71.8%)。次いで「自転車用のレーン・道路の増加など交通環境の整備」(68%)、「会社が制度を整えること」(67.8%)と続いた。