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マライア・キャリー「自分の言葉で真実を伝えたい」9月に回顧録出版へ

2020年07月10日 09:52  Techinsight Japan

Techinsight Japan

9月に出版される回顧録『The Meaning of Mariah Carey』(画像は『Mariah Carey 2020年7月9日付Instagram「The Meaning of Mariah Carey」』のスクリーンショット)
「Andy Cohen Books」から出版予定のマライア・キャリーの回顧録のタイトルが、『The Meaning of Mariah Carey』に決定したことが分かった。待望の発売日は9月29日を予定しているという。

歌姫マライア・キャリーが米時間9日、新たに出版される自身の回顧録の表紙をInstagramで披露した。作家兼活動家のミカエラ・アンジェラ・デイヴィス氏との共同著書である回顧録は「Andy Cohen Books」から9月に出版予定で、タイトルは『The Meaning of Mariah Carey』だという。

これまでのキャリアを通じ、雑誌やTVといったメディアのインタビューをいくつもこなし、その華やかな私生活はタブロイドでもおなじみのマライア。しかし自身が辿ってきた波瀾万丈の道のりを雑誌の一記事、あるいは10分間のTVインタビューに収めることは到底不可能であることから、マライアは「自分自身の言葉で真実を伝えたい」と回顧録執筆の動機を明かしている。

出版日公表と同時にリリースされた公式声明文によれば、マライアは『The Meaning of Mariah Carey』のなかで、家族との確執やバイレイシャルという自身のアイデンティティーに悩んだ過去、また華々しいデビューを飾った“シンデレラストーリー”などについて語っているほか、男尊女卑や権力との闘いといったミュージック業界の舞台裏や自身が過去に受けた精神的虐待などダークな面についても赤裸々に告白しているそうだ。

マライア自身もオープンレターのなかで、これまでの数々の思い出や苦闘、サバイバル、夢や栄光、挫折、そして心に負った傷など、今日の“マライア・キャリー”が出来上がるまでの出来事をありのままの飾らない言葉で綴った―と自信を覗かせており、「回顧録の執筆は一世一代の決断だった」というマライアのオープンレターは次のような言葉で締めくくられている。

「回顧録の執筆は、辛く屈辱的なプロセスであったと同時に、心の傷が癒される体験でもありました。この本を通じて、私という人間をより深く知ってもらうだけでなく、ヒューマンスピリットが持つ本来の“レジリエンス”(立ち直る力)についても皆さんがより理解を深めてくださることを、心から願っています。」

なお9月29日には「Audible」よりオーディオブックもリリースされる予定で、こちらはマライア本人によるナレーションとオーディオブックのために特別にアレンジされた音楽も楽しめる構成になっているということだ。

画像は『Mariah Carey 2020年7月9日付Instagram「The Meaning of Mariah Carey」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)