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ジャスティン・ビーバーが好きすぎるビリー・アイリッシュ 心配した母親はセラピー通いを検討していた

2020年07月09日 10:51  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ジャスティン・ビーバーのある楽曲にハマりすぎたビリー・アイリッシュ
ビリー・アイリッシュがカナダ出身シンガーのジャスティン・ビーバーを敬愛していることは、ファンにとって周知の事実だ。それをさらに裏付ける筋金入りのエピソードが、このほどビリーの母マギー・ベアードさんによって明らかにされた。

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『Apple Music』で好評を博しているビリー・アイリッシュと父親パトリック・オコネルさんによるラジオ番組『me&dad radio』。米時間5日には、ビリーの母マギー・ベアードさんをゲストに迎えた第3弾「the mom edition(母親編)」が放送され、母娘が敬愛するアーティストやお気に入りの楽曲などについてトークを繰り広げた。

両親の影響を受け、英出身シンガーソングライターのロブ・ディクソンや、米出身ジャズシンガーのメロディ・ガルドーらの楽曲を聴きながら育ったビリー、しかし幼いビリーが異常なまでにどハマりしたのは、カナダ出身シンガーのジャスティン・ビーバーであった。ビリーは数ある楽曲のなかでもジャスティンが2012年にリリースした『As Long As You Love Me』に特別な思い入れがあるようで、マギーさんは当時の様子をこう語っている。

「あなたとダンススタジオへ向う途中、車中でこの曲をかけては泣きじゃくって、帰り道でもまた泣きじゃくってって調子だったわよね。」
「それからミュージックビデオもあったわ。ビリーはこの曲のビデオリリースをとっても楽しみにしていて。とにかく泣き腫らしていたのよ。」

ジャスティンが切ない声で「君が僕を愛してくれるなら、ホームレスになったっていい」「一文無しになってもかまわない、君が僕を愛してくれるかぎり」と歌う『As Long As You Love Me』のMVは、恋人の父親に交際を反対されたジャスティンが恋人と逃避行を試みる―というストーリーで、途中で強面の父親に見つかりボコボコにされるという短編ムービー風の仕上がりになっている。

当時18歳のジャスティンが、恋人と体を寄せ合ったりキレキレのダンスを披露する一方で、顔から血を流しながら苦悩するシーンもあるこのMVは、当時10歳だったビリーには刺激が強すぎたのかビリー自身も、

「この曲のミュージックビデオを見るたびに、とにかく泣きじゃくっていたの。」

と振り返っている。ビリーは大好きなジャスティンを思うあまり涙が止まらなかったようだが、マギーさんはそんな思いつめた娘の精神状態をひどく心配し、一時はセラピーに通わせることも検討するほどだったと冗談半分に明かしたのだった。

“ジャスティン・ビーバー”のロゴ入りタンクトップを着て、部屋いっぱいにジャスティンのポスターを貼っていた少女ビリーは昨春、野外フェス「コーチェラ」の会場で憧れだったジャスティン・ビーバーとついに対面を果たしている。ジャスティンのYouTubeドキュメンタリー『Seasons』に出演した際には「ジャスティンは私の人生のなかで一番大切な人」「彼が手がけた物なら何だって興奮しちゃう」とジャスティンへの愛を炸裂させていたが、そんな止まらぬ想いは本人にもしっかり届いているようで、ジャスティンは今年2月の『Beats 1』のインタビューのなかで、若くして富と名声を手に入れたビリーにかつての自身の姿を重ねながら「僕のように苦しんでほしくない」「必要ならいつでも電話してほしい」と涙ぐみながら語る姿が注目を集めた。

若くして一気にスターダムを駆け上がった経歴や繊細な心の持ち主である点など、何かと共通点の多いビリー・アイリッシュとジャスティン・ビーバー。ファンは不思議な友情で結ばれた2人による『bad guy』リミックスバージョンに続くコラボ第2弾を、今か今かと首を長くして待っているようだ。



(TechinsightJapan編集部 c.emma)