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JR東日本、高輪ゲートウェイ駅で各種ロボットの実証実験を実施へ

2020年07月09日 10:11  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
JR東日本は、より安全な駅環境づくりと、2024年度のまちびらきを予定している品川開発プロジェクト(第I期)での導入をめざし、高輪ゲートウェイ駅で実施する各種ロボットの実証実験について発表した。

実証実験は高輪ゲートウェイ駅の通常非公開のエリア・時間帯で実施。より安心して駅を利用してもらえるように、消毒作業ロボット(自律移動型)の稼働を検証するほか、まちづくり共創パートナーを対象とした新施設「Partner Base Takanawa Gateway Station」にて、自動搬送ロボットやパーソナルモビリティを活用するという。

消毒作業ロボット(自律移動型)は、駅を安心して使ってもらえるように、駅設備の消毒作業を実施。駅の構内情報をもとに、人が歩く程度の速度で自律的に移動し、複数センサーを組み合わせて人や障害物を避けて安全に走行しつつ、消毒剤を霧状に噴霧する機能による消毒作業を行う。実証実験では、手すりやベンチなど利用者の手に触れる場所を重点的に消毒し、将来的には車両内でのロボットを活用した消毒作業も検討する予定としている。

また、まちづくり共創パートナー向けに実証実験を行うロボットとして、利用者の手荷物を非接触で目的地まで運ぶ「手荷物搬送ロボット(自律移動型)」、お菓子などの軽食やコーヒーなどの飲み物を非接触で利用者に届ける「軽食・飲料搬送ロボット(自律移動型)」、「Partner Base Takanawa Gateway Station」での移動の際に利用できる「パーソナルモビリティ」の実証実験を実施する。実証実験の実施時期はロボットによって異なり、7~9月から実験終了まで行われる。(木下健児)