8月1日にフィンランド国内で行われるラリーイベント『コッコラ400ラリー』にトヨタの若手ラリードライバー育成プログラムに加わっている勝田貴元の参加が大会公式サイトで発表された。
コッコラ400ラリーは、フィンランド中部に位置しボスニア湾に面する港町コッコラを舞台に行われるイベント。大会を主催するコッコラ・モータースポーツ・クラブは1978年から42年に渡ってラリーイベントを開催してきた実績を持つ。
また2020年はコッコラ創立400周年の節目で数多くのセレモニーやイベントが行われる予定で、コッコラ400ラリーもそのひとつに含まれる。大会のメインカテゴリーはヒストリックラリークラブ・フィンランド主催の“ヒストリックラリー・トロフィー”となる予定だ
そんなコッコラ400ラリーにトヨタのラリードライバー育成プログラム“WRCチャレンジプログラム”に加わっている勝田が参加することとなった。
トミ・マキネン指導のもとでラリー経験を積んでいる勝田は、当初2020年のWRC8戦にトヨタ・ヤリスWRCで出場する予定とされ、第1戦モンテカルロで総合7位、第2戦スウェーデンで総合9位と2戦連続でポイントを獲得した。
しかし、2020年のWRCは新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で3月の第3戦メキシコ以降シリーズ中断状態にあり、勝田のWRC参戦計画も変更を余儀なくされている状況だ。
7月6日に大会公式サイトで発表されたのはコッコラ400ラリーに勝田が参加することのみで具体的な参戦車両などについては言及されていないが、ヤリスWRCでの参加となれば2月のラリー・スウェーデン以来に走行を目にできそうだ。