「VOLT IN BOX(ボルトインボックス)」とは、『超電磁マシーン ボルテスV』が放送されていた1977年、5台の「ポピニカ」ボルトマシンをセット販売した大型商品のこと。前年の『超電磁ロボ コン・バトラーV』の「コンバインボックス」が好評だったのを受け、ポピニカ単体発売と同時に、ボックスセットとしても展開されたわけだ。
往年の「超合金」にリスペクトを捧げ、さらにアニメ・特撮作品の「劇中」のイメージに近づけた大人向け商品として、「超合金魂」ブランドが1997年に立ち上がった。われらの『ボルテスV』も2006年に「GX-31 ボルテスV」として同シリーズに加わり、以後も「GX-31V ボルテスV RESPECT FOR VOLT IN BOX」(2008年)、「GX-31V (40th Anniv.) ボルテスV(超合金40周年記念Ver.)」(2015年)、「GX-79 ボルテスV F.A.」(2018年)とバージョンアップを重ねながら展開し、スーパーロボットファンおよび「超合金魂」ファンの心を熱くさせた。
そして、『ボルテスV』の"大人向け"商品としては究極といえるのが、今回発表された「DX超合金魂 VOLT IN BOX 超電磁マシーン ボルテスV」である。「超合金魂」で完成を見た各ボルトマシンの合体・変型ギミックはそのままに、マシンそれぞれが往年の「ポピニカ」を思わせるボリューム感となった。