トップへ

「アシックス」がファン付きウェア発売、体感温度を効率良く下げる設計を採用

2020年07月03日 12:22  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

AIR CONDITION WEARの構造 Image by: アシックス
「アシックス(ASICS)」が、小型のファンを搭載したスポーツウェア「AIR CONDITION WEAR」を7月3日の今日発売した。原宿のフラッグシップストアと公式オンラインストアで取り扱っている。価格は税別2万7000円。

 AIR CONDITION WEARは、空調服やシートの研究開発を手掛けるセフト研究所と共同で開発。腰部分に2基の小型ファンを備え、外気を取り込み首元や袖口から排出して空気流通経路を形成することで汗を素早く気化し、温かい空気を効率良く逃して衣服内の温度と湿度を下げる。また、熱を感知する神経が集中する手元を冷やして体感温度を下げる「ハンドクーリング理論」を応用した設計を採用しており、フロントの両サイドに施したスリットから手を衣服の中に入れ、新鮮な空気と触れることで涼感を得る仕組みとなっている。スリット内部は手の汗を素早く拭えるパイル地で仕上げた。カラーはホワイトとブラックの2色をラインナップする。
 アシックスでは、AIR CONDITION WEARを着用した実証実験を実施。人口気象室内を室温33度、相対湿度65%に設定し、2回の運動テスト(合計60分)において、休憩5分間と運動後の10分間にAIR CONDITION WEARを着用した。Tシャツに比べて新商品を着用した方が1度から1.5度の平均皮膚温の上昇が抑えられたほか、温熱感の抑制と快適感の向上が認められたという。
【夏の暑さ対策に】「ミーンズワイル」からファン付きウェア登場、防水透湿素材で蒸れにくいレインジャケットを発売