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メーガン妃が携わった英版『VOGUE』9月号、出版社協会から“多様性”が称えられ受賞

2020年07月02日 09:51  Techinsight Japan

Techinsight Japan

メーガン妃が“編集者デビュー”を飾った英版『VOGUE』9月号(画像は『Edward Enninful, OBE 2020年6月30日付Instagram「I’m truly humbled to have been awarded Consumer Editor of the Year at the @PPA_Live awards.」』のスクリーンショット)
メーガン妃が昨年、初の“ゲスト編集者”として携わった英版『VOGUE』9月号が、このほどイギリスの出版社協会「PPA(Professional Publishers Association)」が選出する「Diversity Initiative of the Year」を受賞した。

男女の平等やメンタルヘルス、LGBTQコミュニティー、地球温暖化など世界の人々が関心を寄せる様々な分野で「変革の力」を発揮する15名の女性にスポットライトを当てた昨年の英版『VOGUE』9月号。同号はメーガン妃を初の“ゲスト編集者”として迎え話題を呼んだほか、妃によるミシェル・オバマ元大統領夫人へのインタビューや、夫ヘンリー王子と英国の動物行動学者ジェーン・グドール博士との対談、さらには「変革の力」というテーマを軸に女優ジェーン・フォンダ、ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相、環境保護活動家グレタ・トゥーンベリさんといった女性達による多岐にわたる活動をフィーチャーし、注目を集めた。

そんな昨年の英版『VOGUE』9月号が先月30日、“ダイバーシティー(多様性)”の重要性を率先して唱えたことが称えられ、イギリスの出版社協会「PPA(Professional Publishers Association)」が選出する「Diversity Initiative of the Year」を受賞した。同誌編集長のエドワード・エニンフル氏はさらに「最優秀編集長」にも選ばれ、ダブルの受賞となった。

これを受けメーガン妃は、

「私にとって特別な思い入れのある9月号がこうして認められたことを、大変光栄に思います。」
「エドワードとともに携わった『変革の力』特集号は、多様性に富んだ美しく力強い今日の世界を『VOGUE』9月号を通じて反映させる機会となりました。」

とコメントしたほか、エニンフル氏の最優秀編集長受賞を祝福した。

そしてエニンフル氏もこのたびの快挙を、

「唯一無二の存在であるサセックス公爵夫人ことメーガン妃が、“ゲスト編集者”として携わった英版『VOGUE』9月号が『Diversity Initiative of the Year』を受賞したことを、喜んで報告させていただきます。」

と自身のInstagramに綴っている。

自身も「変革の象徴」として世界的な影響力を持つメーガン妃を“ゲスト編集者”に迎えた同号は昨年、あちこちで品薄状態が続いたほか、eBayでは定価を5~6倍も上回る価格で取引されるほどに。さらにはメーガン妃が編集に携わったことによる“プレミアム感”を見越し、発売と同時に45冊も買い占める者が出現したり、妃の故郷アメリカからのオンライン注文が殺到し、イギリス国内での在庫が品薄になるという“非常事態”も発生した。発売10日で完売した同号は現在も、『VOGUE』創刊から104年の歴史の中で最速ソールドアウトの記録を更新中である。

今年3月末に正式に英王室を離脱したメーガン妃は現在、夫ヘンリー王子とともに故郷ロサンゼルスでボランティアに取り組んでいるほか、先日は母校のバーチャル卒業式で祝辞を読むなど細々と活動を続けている。数日前には、大物司会者オプラ・ウィンフリーやミシェル・オバマ元大統領夫人をクライアントに抱え講演会を専門とする大手エージェンシー「ハリー・ウォーカー」との契約が報じられたばかりだ。

“ロイヤル”と“ハリウッド”のハイブリッドという稀有なバックグラウンドに加え、バイレイシャルでもあるメーガン妃は、非常に広い顧客ターゲット層が見込めるセレブとして高く評価されており、海外メディアは妃による1回の講演で「1億円超の報酬も見込めるだろう」と報じている。英王室の一員というしがらみから離れたメーガン妃の今後の活躍には、引き続きさらなる注目が集まりそうだ。

画像は『Edward Enninful, OBE 2020年6月30日付Instagram「I’m truly humbled to have been awarded Consumer Editor of the Year at the @PPA_Live awards.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)