トップへ

初のオンライン版パリメンズコレクション公式スケジュール発表、日本からはヨウジヤマモトなど11ブランド参加

2020年07月01日 12:42  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

前シーズンのパリメンズファッションウィークで2020-21年ウィンターコレクションを発表した「ディオール」のショーより Image by: FASHIONSNAP.COM(Photo by Koji Hirano)
7月9日から13日までオンラインで行われる2021年春夏シーズンのパリメンズファッションウィークの詳細が発表された。新型コロナウイルスの感染拡大による影響から今シーズンはデジタルプラットフォームで初めて展開し、開催中止となっていた2020-21年秋冬オートクチュールウィークもオンラインで同時期に開催する。
【あわせて読みたい】ウィメンズのパリコレもオンラインプラットフォームを用意、開催日程は?

 新型コロナウイルスの感染拡大による影響から、2020-21年秋冬オートクチュールウィークと2020年春夏メンズファッションウィークは開催中止が余儀なくされた。オンライン開催決定に伴い、フランスオートクチュール・プレタポルテ連合協会(Federation de la Haute Couture et de la Mode)はデジタルプラットフォームを開設。参加ブランドは動画などで新作を発表する。動画は初回放送後も視聴可能で、プラットフォームは一部のコンテンツを除いて一般のユーザーも閲覧できるようにするという。ファッションのB2Bプラットフォーム ル・ニュー・ブラック(Le New Black)とグランド・シューティング(Grand Shooting)とのパートナーシップのもと、若手ブランドを集めたショールーム「Sphère」もオンラインで公開を予定。オンラインウィークのスポンサーにはフランス服飾開発推進委員会(DEFI)、ロレアル パリ(L'Oréal Paris)、DSオートモビルズ(DS Automobiles)が名を連ねる。
 パリメンズファッションウィークの公式スケジュールでは「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「ディオール(DIOR)」「エルメス(HERMÈS)」などのメゾンが例年通りリストアップされており、日本からは「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」「ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)」「メゾン ミハラヤスヒロ(Maison MIHARA YASUHIRO)」「ヨシオクボ(yoshiokubo)」「ファセッタズム(FACETASM)」「オーラリー(AURALEE)」「サルバム(sulvam)」「フミト ガンリュウ(FUMITO GANRYU)」「ホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering)」「ダブレット(doublet)」に加えて、公式スケジュールに復帰する形となる「カラー(kolor)」の11ブランドが新作の発表を予定。「コム デ ギャルソン オム プリュス(COMME des GARÇONS HOMME PLUS)」と「コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マン(COMME des GARÇONS JUNYA WATANABE MAN)」、「サカイ(sacai)」、「タカヒロミヤシタザソロイスト.(TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.)」はオンラインウィークの参加を見送る。新規参加ブランドはカラーのほか「イザベル マラン オム(ISABEL MARANT HOMME)」「リース クーパー(Reese Cooper)」「KidSuper Studios」「Alled-Martine」「ERNEST W BAKER」「COOL TM」「EGONlab.」の8ブランド。トップバッターは「エチュード(Études)」が飾る。
【注目コレクション】「色の抵抗」にギャルソンの真意を見るーーCOMME des GARÇONS HOMME PLUS 2020AW
 7月6日から8日まで開催するオートクチュールウィークでは、ディオールや「シャネル(CHANEL)」などの常連ブランドが揃う。日本から唯一参加する「ユイマナカザト(YUIMA NAKAZATO)」は5月に始動したプロジェクトオンラインオーダーメイドプロジェクト「Face to Face」についてのドキュメンタリーを発表する。なお、52年ぶりとなるオートクチュールコレクションの発表を7月に控えている「バレンシアガ(BALENCIAGA)」の名前はオンラインウィークの公式スケジュールに掲載されていない。
 オンラインプラットフォームの開設にあたり、フランスオートクチュール・プレタポルテ連合協会はローンチメトリックス(Launchmetrics)とパートナーシップを締結。ソーシャルネットワークではYouTubeやGoogle、Instagram、Facebook、中国においてはデジタルコミュニケーションエージェンシーのHylinkと手を組み、グローバルに注目されるイベントを目指す。また、欧州大手の有料民間テレビ局 カナル+(カナル・プリュス)グループとのパートナーシップにより、無料で視聴できる専用イベントチャンネルを開設。ニューヨーク・タイムズ紙とも提携し、イベントの模様を放送する。
>>"デジタル版"ミラノファッションウィークの参加ブランド&スケジュールは?