カケコムは6月30日、「離婚の決断理由とその後の後悔」に関する調査結果を発表した。調査は6月上旬にネット上で実施し、離婚経験者100人から回答を得た。
離婚を決断する際に「少しでも悩んだ」(94%)という人は大多数にのぼる。離婚を迷った理由を聞くと、最多は「子どもへの影響を考えたため」(50人)で、次いで「周りに迷惑をかけてしまうため」(33人)、「世間体が気になるため」(32人)などと続いた。
「借金を何度もしてこの先不安だったから」
一方、離婚を決断した理由を聞くと、最多は「夫婦としての将来が見えなくなった」(22人)だった。具体的には
「一緒に生活をしていて、些細な事で喧嘩が絶えず穏やかに暮らしていくことが難しいと感じたため」(女性)
「借金を何度もしてこの先不安だったから」(女性)
といった声が挙がっている。
次いで多かったのは「不倫された」(18人)という回答だ。いずれも男性から「奥さんが不倫をしていてもう一緒にいられないと思ったからです」「私がいる前で平気で浮気相手と電話やLINEをするようになったのが決め手でした」というコメントが寄せられた。
3番目に多かった「愛情が冷めた」(13人)とした回答者からは「いてもいなくてもどっちでも一緒だと思うようになってしまった」(男性)という声もみられた。
「子供に暴力を振るった。本人はうっかりと言っていたが、上の子が"パパがよく殴る"」
「DVやモラハラに耐えられなくなった」(11人)とした人からは「長年にわたる数々のDVです。ずっと我慢してきましたが、ある相談機関に話してから、逃げることを説得されました」(女性)のほか、
「子供に暴力を振るった。本人はうっかりと言っていたが、上の子がパパがよく殴ると話したおかげで別れる決断ができた」(女性)
と子どもに対する暴力が原因のケースもあった。
ふとしたきっかけでパートナーの愛情がもう自分にはないことに気付き、「一緒にいるのがつらくなった」(8人)と答えた人も多かった。回答者からは
「離婚するならいつでもすると言われ続けて心が折れた」(男性)
「長年一緒に暮らしていたら価値観のずれや性格の合わないところで徐々に溝が大きくなってお互い居心地が悪くなったことが原因だと思います」(男性)
とさまざまな理由が寄せられている。
ほかにも「子どものため」(7人)、「心身の事情から」(4人)、「相手を信用できなくなった」(3人)などの理由が寄せられた。