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東コレが開催時期を変更、2021年から10月開催を8月開催に前倒し

2020年06月30日 16:22  Fashionsnap.com

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「Rakuten Fashion Week TOKYO」ロゴ Image by: FASHIONSNAP.COM
日本ファッション・ウィーク推進機構(以下、JFWO)が、東京ファッションウィーク「Rakuten Fashion Week TOKYO」の開催時期を2021年度から一部変更することを発表した。10月中旬に行われている春夏のファッションウィークを、8月末に前倒し。なお、3月中旬に行われている秋冬のファッションウィークについては時期の変更はない。
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 東京のファッションウィークについては、世界の主要都市の中でも最終となる時期に開催されているため、以前から時期の改善を求める声が上がっていた。特に春夏のファッションウィークは、秋冬に比べてシーズンの立ち上がりまでの期間が短く、公式のファッションウィーク期間よりも早い時期に独自で発表するブランドも少なくなかった。JFWOは、各国のファッションウィークの開催時期の見直しが検討されている中で、東京でも参加ブランドに最適なプロモーションおよびビジネス展開の場を提供するため、開催時期の変更を決定したという。
 今年10月12日から18日までの7日間開催する「Rakuten Fashion Week TOKYO 2021 S/S」については、ファッション業界全体を盛り上げるイベントを目指し、従来通りの日程で開催する予定。ランウェイショー以外の発表形式の増加が予想されることから、デジタル化を含めて新たな形でのファッションウィークを検討していく。参加ブランドには発表形式についてのヒアリングを事前に行い、可能な限りのサポートをする予定だという。
 また、Rakuten Fashion Week TOKYOは今回から、世界最大規模のBtoBマーケットプレイス「ジョア(JOOR)」によるファッションキュレーションマーケットプレイス「ジョア パスポート(JOOR PASSPORT)」と提携。サイト内に参加ブランドのオンラインショールームを設置し、世界で20万を超える小売店バイヤーとの商談をサポートする。
 このほか東京都と繊維ファッション産学協議会が主催し、日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)が共催するファッションアワード「TOKYO FASHION AWARD」の第5回・第6回受賞デザイナーの2021年春夏コレクションをジョア パスポート内にて期間限定で発表。オンラインショールームを設け、受賞ブランドの2021年春夏のビジネスマッチングを支援する。期間は7月25日から8月10日まで。
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