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老舗デパート「メイシーズ」3900人以上の人員削減、コロナ打撃からの回復を狙い

2020年06月30日 07:32  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

メイシーズ公式サイトより
アメリカの老舗デパート「メイシーズ(Macy's)」が、新型コロナウイルス感染拡大による経済的打撃への対応として、社員や従業員3900人以上の人員を削減すると発表した。

 メイシーズは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年3月18日から5月4日まで全店舗を閉鎖し、現在段階的に営業を再開している。経営状況は徐々に回復する見込みだが、現時点で予想される売上の減少に対応した措置として今回の大規模な人員削減を決定した。新たに調達した450億ドルの資金に加え、今回の人員削減で基本的なコストを抑えることでより安定した経営状態に持ち込むという。
 メイシーズは事業戦略の一環として今年2月、2020年から2023年の3年間で百貨店約125店舗を閉店し、2000人の人員を削減すると発表。2022年末までに年間15億ドル(当時のレートで約1600億円)のコストカットを見込んでいる。2月に発表した2000人に加えて、経営に携わる社員や店舗、サプライチェーン、カスタマーサポートの従業員など3900人以上の人員を削減することで、さらに年間6億3000万ドル(約675億円、1ドル=107円)のコストを抑えるという。
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