トップへ

山田杏奈&鈴木仁、岡崎京子原作『ジオラマボーイ・パノラマガール』でW主演 ビジュアルも公開

2020年06月29日 18:02  リアルサウンド

リアルサウンド

『ジオラマボーイ・パノラマガール』(c)2020岡崎京子/「ジオラマボーイ・パノラマガール」製作委員会

 山田杏奈と鈴木仁が、2020年秋に公開される映画『ジオラマボーイ・パノラマガール』でW主演を務めることが決定した。


参考:『ジオラマボーイ・パノラマガール』瀬田なつき監督で映画化 少女たちが「ラブリー」歌う特報も


 岡崎京子が1989年にマガジンハウスより刊行した同名漫画を原作とした本作は、自分が何者なのか、何が欲しいのかもよくわからない10代の女の子が、同じようにまだ何者でもない男の子に出会い、じたばたしながら思いを遂げる姿を描いたラブストーリー。映画『PARKSパークス』以来約3年ぶりの新作長編映画となる瀬田なつきが脚本・監督を務める。


 主人公の渋谷ハルコは、「平坦で平凡な私は、スクラップ&ビルドのトーキョーに置いてきぼりを喰ったような気分」の高校生。ある日、おつかいの帰りに出会った男の子・神奈川ケンイチに一目惚れし、それを「世紀の恋」だと信じ、うつつを抜かす。受験を目前に控えた神奈川ケンイチは、“真面目でおとなしっぽかった”のに、ある日突然、学校を辞めた。ハイになった勢いで、危険な香りのする女の子・マユミと出会い、やはり恋に落ちていく。日々目まぐるしく変化する東京の街を駆け巡りながら、ドキドキ、ジタバタする、ジオラマボーイとパノラマガールの2人の平行線の恋の行く先が描かれる。


 主人公・渋谷ハルコ役を演じるのは、映画『小さな恋のうた』で第41回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞した山田。そして神奈川ケンイチ役を、『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)など映画・ドラマの話題作に続々と出演し、本作が映画初主演となる鈴木が務める。


 あわせて公開されたWebビジュアルでは、夜の街に佇むハルコとケンイチの姿が捉えられ、「成長するだけじゃ、オトナになれない。」とコピーが添えられている。


■コメント
●山田杏奈(渋谷ハルコ役)
いつも力に溢れているけどどこか苦しくて分からなくて。
そんな青春の時を戸惑いながら、走るように生きるハルコとケンイチがとても愛おしいです。
岡崎京子さんの原作と瀬田なつき監督の世界観の融合、すごく刺激的な時間でした。
ぜひ楽しみにして頂けたら嬉しいです。


●鈴木仁(神奈川ケンイチ役)
行動が読めなくて、一見変わってる男の子。
でもその内にある、目には見えないケンイチらしい真っ直ぐさを残せるように演じました。
ケンイチとハルコ、2人の中に流れる特別な時間を、ぜひ皆さんに感じていただけたら嬉しいです!


●瀬田なつき監督
岡崎京子さんの、あの突き刺さる言葉たちが、現在の「東京」の街を、素晴らしい、キャスト、スタッフとともに、自由に駆け巡る、唯一無二の映画になったと思います。
笑顔でどんな無茶にも前向きに楽しんで演じてくれる山田杏奈さんがいたから、安心していろいろなことに、みんなで挑戦できました。鈴木仁くんは、リハーサルもたくさんしましたが、本人の、掴みどころのない魅力は、すでにケンイチでした。
あやふやな未来に向かうふたりを、不器用で、大胆で、美しい、かれらの冒険を、映画に収めることは、本当に楽しかったです。


(リアルサウンド編集部)