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コーセー「雪肌精」誕生35周年で初のリブランディング、容器回収システムを導入

2020年06月29日 10:42  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

メインヴィジュアル Image by: コーセー
コーセーが、スキンケアブランド「雪肌精」の誕生35周年の節目に合わせて初の全面的なリブランディングを実施する。ブランドロゴの刷新や新シリーズの立ち上げでグローバル化の加速と新規顧客との接点拡大を目指す。

 雪肌精は1985年に立ち上がり、効能特化型のスキンケアシリーズとして和漢植物エキスを配合した化粧水1品からスタート。薬瓶をイメージした瑠璃色のパッケージが特徴で、化粧水「薬用 雪肌精」は1993年の発売以降、処方をほとんど変えることなくロングセラー商品として性別を問わず愛用者を増やし、発売から現在まで累計6150万本を出荷している。
 初のリブランディングではアルファベットの「SEKKISEI」をメインのブランドロゴとし、グローバルでの認知度向上を狙う。漢字の「雪肌精」は書体から日本独自の明朝体に刷新。サステナビリティの活動では容器回収システムを導入し、プラスチックのリサイクルに貢献していく。
 商品ラインナップはブランドの最高峰と位置付ける「雪肌精 みやび」、既存の「雪肌精」に加え、9月に発売する「雪肌精 クリアウェルネス」の3つのシリーズを展開。クリアウェルネスでは、現代の肌トラブルの原因に「自分を取り巻く環境の変化」が挙げられることに着目し、ゲットウヨウ葉エキスやシャクヤク花エキスなど日本産の植物から見出した独自成分によりトラブルの起こりにくい健康で透明感のある肌に導く。「効能タイプ」と「フリータイプ」の2タイプを揃え、10品目10品種と限定品2品目2品種を販売。クリエイティブディレクターとして佐藤卓を起用し、容器は地球が作り出す雫をイメージしたミニマルなデザインに仕上げた。
 効能タイプでは化粧水や乳液、美容ジェルクリーム、クレンジング、洗顔石けんをラインナップ。パラベンフリーかつ無着色で、独自成分のほか「クラリティブースト成分」を配合し、うるおいの力で透明感を高める。フリータイプでは化粧水や乳液、クリーム、クレンジング、泡洗顔を用意。アルコールフリー、パラベンフリー、鉱物油フリー、無香料・無着色の低刺激処方を追求した。商品は9月16日から順次発売し、グローバルでも展開する。

 プロモーションではブランドのミューズとして新垣結衣が続投。新シリーズのフリータイプでは、清原果耶を引き続き起用し、効能タイプには新ミューズを迎える予定だ。
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