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SixTONES ジェシー×森本慎太郎の“末ズ”はグループのムードメーカーコンビ パフォーマンスとトークの両面から考察

2020年06月29日 06:01  リアルサウンド

リアルサウンド

リアルサウンド編集部

 6月25日21時、最高にクールなMVが公開された。7月22日に発売が決定したSixTONESの2ndシングル表題曲「NAVIGATOR」のMVである。照明だけの空間で踊る6人と、CGで作られた高層ビル群が合わさり、曲の世界像を象徴する仕上がりになっている。6月22日の『CDTVライブ!ライブ!』(TBS系)では、同曲を地上波で初披露。激しいダンスも話題となった。メンバーの田中樹が「1曲の運動量で言ったら、Jr.の時の曲も含めて一番多い」と言っていた通り、歌って踊るSixTONES像が広く知られていくことになるのではないだろうか。


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 そんなSixTONESのダンスパフォーマンスに欠かせないのは、森本慎太郎だろう。アクロバットを得意としている森本は、MVや『CDTVライブ!ライブ!』の中でもバク転を披露。豪快かつ力強いダンスで、パフォーマンスに華を添えている。そして高い歌唱力が注目されているジェシーも、ダンスではリズムの捉え方がで評価を受けている。個人的には、オシャレかつダンス上級者ならではの彼の手捌きが非常に好みだ。


 「NAVIGATOR」のようなダンスチューンに欠かせない森本とジェシーは、グループの年少組ということで“末ズ”と呼ばれている。パフォーマンスだけでなく、トーク面でもグループの雰囲気を作る愛されコンビである。なんと言っても、この2人が一緒になると悪ノリとボケが止まらない。例えば、SixTONES公式YouTubeチャンネルにアップされている「『ダジャレで以心伝心』リモート版」でも2人は大暴れ。ジェシーは脈絡なく両足を上げて爆笑し、森本は一人でボケてツッコむ「森本劇場」をスタート。リモートでも笑いに溢れたコンテンツになっていた。さらに、グループを飛び出してもその様子は健在。2019年4月3日からジャニーズJr.チャンネルにアップされた「5グループ33名が大集結!【1周年記念特別企画】」シリーズでも、隙あらばボケ倒す森本とジェシーの姿が印象的だった。スピードとテンポ感も早く、後輩たちのことを2人で弄り倒していた場面も。


 そんな2人の様子は公開されている動画や番組、コンサートなどのトークだけでなく、普段から変わらないようだ。以前雑誌で、ジェシーと森本がホテルの同室になった話が掲載されていた。携帯電話の充電器を借りたかったジェシーだが、すでに森本が寝てしまっていたため森本のかばんからそっと拝借したという。朝、ゴソゴソと音がしてジェシーが目を覚ますと、森本はジェシーを起こさないようにそっと自分のかばんの中の充電器を探していた。充電器はジェシーが使っていたため、森本は延々と探すことに。だが、肝心のジェシーの携帯電話は接触不良で充電されていなかったというオチがついていた。


 常にワイワイと明るくポジティブで、息の合っている2人はボケるだけでなく、熱い一面も持つ。雑誌で泣いた時を聞かれた森本は「いちばん最近だと、2~3年前にジェシーとメシ食いながら真剣な話をしたとき、思ったことをうまく言えなくて、もどかしさで涙が出てきた」と回答。涙するほど真剣に話ができるのも良いコンビの証であり、2人のピュアさが伝わってくるのではないだろうか。


 新曲発売が迫り、音楽番組などへの出演も増えていくであろうSixTONES。クールで疾走感溢れるパフォーマンスを見せる森本とジェシーに注目すると同時に、彼らの関係性にも思いを馳せて見てみてはいかがだろうか。(高橋梓)