エン・ジャパンは6月25日、「テレワークにおける社員コミュニケーション」に関する調査結果を発表した。調査は4~5月にネット上で実施し、同社運営の『エン転職』を利用する1万469人から回答を得た。
「新型コロナウイルスの影響で、テレワークを行っているか」と聞くと、4人に1人が「テレワークを行っている」(26%)と回答。このうち、7割弱が「テレワークになってコミュニケーションは変わった」(66%)と回答した。
コミュニケーション量が変わらない理由「もともと少なかったから」
テレワーク中のコミュニケーションの変化を聞くと、最多は「対面でのコミュニケーションがなくなった」(64%)だった。次いで「コミュニケーションの総量が減った」(60%)などが続いた。
一方で「コミュニケーションは変わっていない」と回答した人に理由を聞くと、最多は「もともとコミュニケーションが少なかったから」「オンラインツールをうまく使えているから」(各40%)。次いで「コミュニケーションに関するルールがあるから」(22%)などが挙がった。
また、テレワークにおけるコミュニケーションの工夫としては
「テレワークを利用し、遠隔での研修を実施した。出張することなくコミュニケーションが取れるので、働き方に制限のある人の仕事の幅を広げられた」(25歳女性)
「Zoom会議の前後(特に開始前の全員揃う前)に雑談をすることで対面とのギャップを少なくする」(32歳男性)
といった声が寄せられた。
「職場でコミュニケーションが取れているか」と聞くと、7割以上が「コミュニケーションが取れている」「どちらかといえば取れている」(計71%)と回答。年代別では「20代」(75%)が最も高く、以降は「30代」(71%)、「40代以上」(66%)と年代が上がるにつれて、割合が下がる傾向があった。
コミュニケーションが取れている効果として、最も多く挙がったのは「働きやすさ」(77%)だった。次いで「チームワーク」、「仕事の効率」(66%)、「ストレスの軽減」(51%)などと続いた。
一方、コミュニケーションが取れない影響としては、最多が「ストレス」(68%)に。次いで「チームワーク」(60%)、「働きやすさ」(59%)、「仕事の効率」(53%)などが挙がった。