本日、6月26日はプレミアムフライデーだ。ところが、経済産業省の“プレ金”公式サイトの更新が3月19日を最後に止まっている。毎月最終金曜日のツイートがもはや恒例になった、シャープの公式アカウントは26日、
「プレミアムフライデー公式ページの更新が止まろうとも、私は歩みを止めない。ただ虚無に向かって『きょうはプレミアムフライデー』だとツイートし続けるのだ」
と投稿。2017年に始まった同キャンペーンだが、今では死語になりつつあることもあり、ネット上では心配する声も挙がっている。そこで、キャリコネニュース編集部では、旗振り役を務める経済産業省に「今どうなっているのか」を取材した。
「しかるべきタイミングを見計らって、再開する予定です」
経済産業省の担当者は、
「新型コロナウイルスの感染拡大を受け、情報発信を自粛していました」
と説明する。そもそものプレミアムフライデーは個人消費を喚起するため、毎月最後の金曜日の仕事を15時に切り上げて、買い物や食事、旅行などに行ってもらおうというキャンペーン。
3月下旬からは新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、東京都の小池百合子知事が週末の不要不急の外出自粛を呼びかけるなど、キャンペーンの趣旨に反する行動が求められていたこともあり、情報発信を止めていたという。
だが、今後のプレミアムフライデーについて、同省は
「しかるべきタイミングを見計らって、再開する予定です」
と述べる。一部報道によると、感染防止に配慮した形で、7月末にも再開する方針を固めているようだ。
飲食、観光業を筆頭に、新型コロナウイルスで多大な影響を受けている事業者は後を絶たない。プレミアムフライデーの復活は、冷え込んだ消費を再び盛り上げることができるだろうか。