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ミーガン・フォックス、15歳当時のセクハラ疑惑に言及 ハリウッドは「冷酷で女性蔑視の業界」

2020年06月25日 16:52  Techinsight Japan

Techinsight Japan

業界の「悲惨な体験に耐えてきた」とミーガン・フォックス(画像は『Megan Fox 2019年12月13日付Instagram「It was an honor to be part of this campaign.」』のスクリーンショット)
映画『トランスフォーマー』シリーズで知られる女優ミーガン・フォックス(34)がInstagramを更新し、映画業界での冷酷で女性蔑視な体験に耐えてきたことを明かした。ミーガンは過去のインタビュー動画がSNSで拡散され、彼女が15歳当時に受けた映画のオーディションでのエピソードがセクハラであると物議を醸していたが、これを受けてミーガン自身がSNSでメッセージを公開した。

拡散された動画は、ミーガン・フォックスが2009年に米トーク番組『Jimmy Kimmel Live!』にゲスト出演した時のものである。インタビューでミーガンは、15歳の頃に映画『バッドボーイズ2バッド』にエキストラ出演した時の様子を振り返っている。

「15歳になったばかりの私は、『バッドボーイズ2バッド』のエキストラをしていたの。星とストライプ柄のビキニに、赤いカウボーイハットと6インチ(約15cm)のハイヒールという衣装を着せられて、クラブのシーンの撮影現場に連れて行かれたわ。」
「マイケル・ベイ監督が承認すると、スタッフが“マイケル、彼女は15歳だからバーに座れないし、アルコール類を持たせることもできない”って言ったの。」

するとその後、マイケル・ベイ監督がミーガンは滝の下でびしょ濡れになりながら踊るシーンにすると解決策を出したという。彼女は「ベイ監督がどんな考え方をしているかを、表現しているようなものよ」と説明した。

司会者のジミー・キンメルは「本当に、僕達の心がどのように動くかの縮図だね。中には、そんな考えを抑えて存在しないふりをする、まともな人もいるけどね」と語っている。

この動画はSNSで一気に拡散され、「キンメルの反応がひどい」「ハリウッドの15歳の少女に対する扱いがひどすぎる」といった声が多数あがった。さらに映画『トランスフォーマー』シリーズのオーディションでも、ベイ監督と製作総指揮のスティーヴン・スピルバーグから「ひどい扱いを受けたのでは」という噂まで流れた。

これを受け、現地時間22日にミーガンがInstagramにメッセージを投稿。一部の情報が誤って解釈されていることや話の詳細な部分が抜け落ちていると説明し、『トランスフォーマー』のオーディションやハリウッド業界の内部について言及した。

「『バッドボーイズ2バッド』のエキストラ出演時は、15歳か16歳だった。シーンに選ばれることになった逸話や、それを取り巻く会話を共有したインタビューはいくつもあります。」
「『トランスフォーマー』のオーディションを受けたのは、19歳か20歳の時。服を脱いだりといったことは一切ありませんでした。未成年でもなく、脚本の内容と無関係な演技はさせられていません。」
「皆様のサポートに感謝します。これらの具体例は、冷酷で女性蔑視の業界における悲惨な体験に耐えてきた中で、取るに足らないものなのです。」
「監督であるマイケルとスティーヴンから性的暴行を受けたり、性の標的になったと感じたことはありません。」
「勇気ある発言をしてくれた皆様に感謝します。暴力的で不快に満ちた社会の枠組みによって被害を受けた人々を自ら進んで支援し、元気づけ、慰めようとしてくれている人々に感謝しています。」

画像は『Megan Fox 2019年12月13日付Instagram「It was an honor to be part of this campaign.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)