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ウイリアムズの元タイトルスポンサーROKiT社がメルセデスと契約か。関係者が「ショック」とコメント

2020年06月25日 15:51  AUTOSPORT web

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2020年F1プレシーズンテスト ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)
ウイリアムズF1チームのタイトルスポンサーを務めた、携帯電話およびWiFiサービスに関する事業を手がけるROKiT社が、チャンピオンチーム、メルセデスF1と契約を結ぶ見込みであると報じられている。

 今年5月にウイリアムズはRokit社とのパートナーシップを終了することを発表した。その際に、明確な理由は示されなかったが、チーム副代表クレア・ウイリアムズは、チームは契約上の義務をすべて果たしていたと主張した。

 ウイリアムズは財政的に厳しい状況にあり、チームの一部株式あるいはすべてを売却する可能性を検討している。

 ROKiTとの契約は2019年にスタート、その後2023年まで延長されており、年間2500万ドル(約26億8000万円)をウイリアムズは得ていたものと考えられている。

 しかし、ROKiTはメルセデスとの契約を間もなく完了させる見通しであり、2020年最初のレース、オーストリアGPからそのロゴがメルセデスのマシンに飾られるかもしれないと、『RaceFans』が今週伝えた。

 ウイリアムズの関係者はこの件に大きなショックを受けているという。また、Rokitに対する法的措置を検討しているとみられている。

「事情がよく知られているなかで、我々と長く提携しているチームがROKiTと契約したことに本当にショックを受けている」とウイリアムズの関係者は『RaceFans』に対して語ったという。メルセデスはウイリアムズにパワーユニット(PU/エンジン)を供給している。

 メルセデスのスポークスパーソンは、将来のパートナーシップについてさまざまな企業と交渉しており、その詳細を明かすつもりはないと述べたということだ。