ABBフォーミュラE選手権に参戦するマヒンドラレーシングは6月24日、チームから離脱したパスカル・ウェーレインの後任として、アレックス・リンが加入したことを発表した。
2019/20年のシーズン6および、バーチャルシリーズ『レース・アット・ホーム』にマヒンドラレーシングより参戦をしていたウェーレインは、6月9日に自身のInstagram上でチームから離脱したことを明かしていた。
この状況を受け、マヒンドラレーシングは24日にウェーレインの後任としてリンを迎え入れることを表明。今後、彼は8月5日から13日にかけてドイツ・ベルリンのテンペルホーフ空港で開催される6レースに、チームメイトのジェローム・ダンブロジオとともに挑む。
26歳のイギリス人ドライバーであるリンは、2014年にGP3シリーズチャンピオンに輝き、その後マカオGPやセブリング12時間レースなどで優勝を飾っている。フォーミュラEにおいてはDSヴァージンレーシングとジャガーレーシングからすでに21レースに出場している。
「ベルリンでマヒンドラレーシングを代表して戦えることにとても興奮している」と喜びを語ったリン。
「マヒンドラレーシングが達成したいと考えていることとおなじように、このチャンピオンシップでは高い野心を持っている。スタートが待ち遠しいね。これまで2回ベルリンでレースをしたことがあるけれど、昨シーズンのスーパーポールにも出場したことがあるし、いつもうまくいっていると感じていた。ベルリンのレースフォーマットはエキサイティングでチャレンジングなものになるだろうね」
また、マヒンドラレーシングのCEOでチーム代表のディルバグ・ギルは、「アレックス(リン)をマヒンドラレーシングのファミリーに迎え入れることを嬉しく思う。彼はすでにキャリアのなかで素晴らしい成績を残しており、シーズン6の残りの期間で結果を残せると確信している」とコメントした。