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若者が地方暮らしをしたい都道府県2位「長野」、3位「静岡」 「自然豊かな環境で暮らしたい」などの声

2020年06月24日 20:10  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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トラストバンクは6月23日、「地方暮らし」に関する調査結果を発表した。調査は6月中旬にネット上で実施し、都内に住む20歳以上の男女1078人から回答を得た。

地方暮らしに関心があると回答した人は56%。新型コロナウイルスがきっかけで関心が高まったという人は46%だった。

2割が「都市部での新型コロナや災害のリスクが心配」


地方暮らしに関心を持った理由に関しては、6割以上が「自然豊かな環境で暮らしたいから」(61.6%)と回答。

次いで、「生活コストが安いと思うから」(34.6%)、「出身地などのふるさとや好きな地域で暮らしたいから」(21%)、「都市部での新型コロナや災害のリスクが心配だから」(19.5%)と続いた。

望む生活スタイルを聞くと、4割以上が都市と地方を往来する「二地域居住」(42.4%)と答え、最多となった。次いで、地方圏のみで暮らす(31.3%)、都市部に生活拠点をもちつつ休暇をかねて地方圏でも仕事をする「ワーケーション」(24.3%)が続いた。

実際に二地域居住やワーケーションなどを始めていると回答した人は4.5%だった。年代別に見ると、このうちの過半数を20~30代(56.2%)が占め、特に若い世代が関心を持つことが判明した。

2割の人は「地方暮らしをしても現在と同じ会社で働きたい」

希望する働き方を聞くと、「現在と同じ会社で働きたい(転勤やリモートワークなど)」(22.7%)が最多となった。2位以降、「地方暮らし後、働く予定はない」(21.2%)、「独立して働きたい」(20.7%)、「特にこだわらない」(20.9%)、「地方圏の会社で働きたい」(13.4%)と続いた。

地方暮らしをしたい、またはしている都道府県を聞くと、「特に決まっていない」(15.9%)が最も多く、次いで「北海道」(15.7%)、「長野県」(15.4%)、「静岡県」(11.4%)、「沖縄県」(10.9%)、「神奈川県」(9.8%)と並んだ。

選んだ理由について、1位は「出身地または過去に住んだことがあるから」(32.3%)となった。2位以降、「旅行などで訪れたことがあるから」(31.9%)、「自然豊かな土地だから」(30.1%)、「家族や知人など、親しい人が住んでいるから」(20.3%)が続いた。