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大手企業の夏のボーナス92万円に「私の30倍だわ」「大手だけどそんなもらえない」と冷ややかな声

2020年06月20日 07:30  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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経団連は6月17日、大手企業の今夏のボーナスの平均支給額が昨年よりも約6%減少の92万5947円となったと発表した。

新型コロナウィルスの影響が反映されると思いきや、深刻な減少は見られなかったが、そもそも大手企業に勤務していない人からすると100万円近いボーナスは異世界のようだ。ガールズちゃんねるは6月17日、この発表に関するトピックが立ち、

「初めからボーナスゼロだから減ることもない。よかった~」
「“大企業”ねぇ。社会人の何割くらいがこの位の金額貰えてるのかしら」

と冷ややかなコメントが相次いだ。(文:石川祐介)

「零細企業のうちの会社は寸志程度」

悲哀に満ちたコメントを添え、自身のボーナス支給額を告白する人が多かった。

「わたし10万にいかないくらいよ…このご時世もらえるだけありがたいのかもしれないけど、自粛もなくひたすら働かされたのに」

企業の規模が違うとはいえ、ボーナス額が2倍どころか10倍近くも開きがあること見ると、改めて格差を実感する。

ただ、「私の30倍だわ。寸志だから」「零細企業のうちの会社は寸志程度」という声も見られ、

「医療機関、コロナ対応していました。コロナで赤字が酷く、ボーナスカットでゼロと発表。本音では寸志でも良いから欲しかったです。冬の賞与もどうなるかわからない状況と言われました」

中には寸志程度さえもらえないという人もおり、例年の10分の1であってもボーナスが出るだけまし、ということのようだ。

平均額はアテにならないから中央値で出すべき?

一方、大手企業に勤務している人もこの発表は違和感を示している。

「みんな90万とかもらえてるの? 大手外資製薬だけど45万くらいなんだけど」
「大手だけど92万なんて貰えないよ。せいぜい50万くらい。大手の更に一握りじゃないの!?」

友達から「100万円近くも貰えて羨ましいね」と身に覚えのない嫌味を言われないか気になるところだ。

「こういうの年代別に出して欲しい。重役から新入社員までの平均だから正直アテにならない」

平均では参考にならないため、中央値を出すと現状が見えてくるだろう。一部の上の世代が破格の額をもらっている可能性が想定されるため、中央値を算出すると平均値よりもガクッと下がりそうだ。

大手企業と中小零細企業の待遇格差も広がっているが、大手企業内でも中高年や上部層と若手の格差は深刻なのだろう。