トップへ

折りたたみ式iPhoneは、折りたためない? 新たなリーク情報

2020年06月20日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『Tom's Guide』より

 Appleは、以前から折りたたみ式iPhoneを開発していると言われているが、海外で新たなリーク情報が報じられている。


(参考:iPhone 12のデザイン、金型とCAD製図リークで明らかに iPad Proと同じフラットエッジを採用か?


・2つの独立したパネルが、シームレスに繋がる
 Appleのリーク情報に定評がある『FrontPageTech』のJon Prosser氏は6月15日、次の通りツイートした。


 「Appleの折りたたみ式iPhoneは、実際には折りたたみ式ではありません。現在のプロトタイプには、ヒンジに2つの別個のディスプレイ・パネルがあります」


 さらに「現在のiPhone 11デザインのような丸いステンレス・スチール・エッジを採用。ノッチなしで、アウターディスプレイ上部に 小さなFace IDを収容。ただ単に2台のスマートフォンを貼り合わせているだけには見えません。2つの独立したパネルですが、ディスプレイを広げると、うまく繋がってシームレスに見えます」と続ける。


・Samsung Galaxy Foldとは別物だが、Microsoft Surface Duoに似ている?
 これを受けて『MacRumor』は、Appleは、Samsung Galaxy Foldのような単一のディスプレイではなく、ヒンジで接続された2つの独立したディスプレイパネルを備えた折りたたみ式iPhoneのプロトタイプに取り組んでいると、と報じている(参考:https://www.macrumors.com/2020/06/15/apple-foldable-iphone-separate-display-panels/)。


 Samsungの折りたたみ式スマホであるGalaxy Foldは、中央に折り目があり、単一のディスプレイが開閉するように設計されている。Prosser氏は、Appleが開発中のものは、MicrosoftのSurface NeoやSurface Duoに似ていると考えているようだ。どちらも、ヒンジで接続された2つのディスプレイを備えた、折りたたみ出来るデュアル・ディスプレイ・デバイスだ。


 Appleが折りたたみ式のiPhoneを開発するスケジュールについては、何も発表されていないが、そのようなデバイスの開発に関する噂や、数多くの特許が、2016年以来、見受けられる。


・超コンパクトなiPhone? Appleが再び話題をさらうか
 『Tom’s Guide』は「iPhone Flipがリークしたが、期待していたような折りたたみ式スマホではない」と伝えている(参考:https://www.tomsguide.com/news/iphone-flip-just-leaked-and-its-not-the-foldable-phone-you-expect)。


 2020年にリリースされるiPhone 12は、かなりデザインが変わると予想されているが、折りたたみ式ディスプレイは、その比ではないくらい根本的な変更が求められる。


 Appleは、Samsung Galaxy Foldのような単一のフレキシブルなディスプレイではなく、LG G8X ThinQのようなデザイン目指している模様だ。並列で動く2つのディスプレイがあり、Face IDが外側に取り付けられており、ディスプレイを傷つけないようにしているという。


 同メディアは、2021年にiPhone 13、若しくはその翌年のiPhone 14で折りたたみ式が登場する可能性が考えられるとしている。


 スマホをタブレット型に広げるのではなく、従来のiPhoneを半分に折りたたむだろうとの予測もある。ガラケーでは一般的だったが、主要なスマホでそのような設計のものは、これまで見当たらない。


 折りたたみ式スマホが欲しいという人は、必ずしも多くないが、小さく折るものは、これまで市場に出回っておらず、超コンパクトなiPhoneの物珍しさが話題を呼ぶ可能性は十分にあり得る。


(Nagata Tombo)