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イスラエル映画『靴ひも』10月公開へ 家族を捨てた父と発達障害の息子が親子関係を取り戻す

2020年06月19日 12:02  リアルサウンド

リアルサウンド

『靴ひも』(c)Transfax Film Productions

 イスラエル映画『靴ひも』が10月より公開されることが決定し、あわせてポスタービジュアルが公開された。


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 本作は、一度は家族を捨てた父と、発達障害の息子が約30年ぶりに一緒に暮らすことになり、悪戦苦闘しながら本当の親子関係を築くまでを描いたイスラエル映画。


 本国イスラエル・アカデミー賞では8部門ノミネート、父親役のドヴ・グリックマンが助演男優賞に輝き、アメリカ各地の映画祭で観客賞を多数受賞。2018年の東京国際映画祭ではワールド・フォーカス部門で上映された。


 監督を務めたのは、イスラエルの映画・テレビドラマ界で長年活躍するヤコブ・ゴールドヴァッサー。自らの生い立ちをもとに、居場所を探し求めるユダヤ人一家を描いた『Over the Ocean』がアカデミー賞外国語映画賞イスラエル代表になっている。ゴールドワッサー監督自身も、発達障害を持つ息子の父親であり、テーマが身近であるだけに困難な挑戦だったが、「映画を通して人々の障害に対する意識を変えたい」という情熱が制作の原動力になったと語る。


 息子役を演じるのは、映画『ボーフォート レバノンからの撤退』やイスラエルの大ヒットドラマ『Prisoners of War』(米ドラマ『HOMELAND』原案)、『Hostages』(米ドラマ『HOSTAGE/ホステージ』原案)などに出演するネボ・キムヒ。父親役には、1970年代からテレビドラマの第一線で活躍し、日本でも劇場公開された『オオカミは嘘をつく』(2013年)、『嘘はフィクサーのはじまり』(2016年)に出演、近年はNetflix配信の『シュティセル家の人々』で厳格な家父長役を演じたドヴ・グリックマンが務めた。


 公開されたポスタービジュアルには、30年ぶりに共に暮らすことになった親子の姿と共に、「困ってる? 助け合う!」とコピーが添えられている。(リアルサウンド編集部)