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88%が雨天時の運転は嫌と回答 - 「視界が悪くて自転車や人に気づけなかった」

2020年06月18日 20:02  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
月額定額のカーリース「おトクにマイカー 定額カルモくん」を運営するナイルはこのほど、「雨天時の車の運転」についてインターネット調査を実施し、結果を公表した。

6月に入り、もうすぐ梅雨で雨が降ることが多くなる。雨天時は晴天時と比べ、いつも以上に慎重に車の運転をされる人が多いと思われる。そこで同社では2020年5月20日~6月2日、雨天時に運転する際の意識や、これまで雨天時の運転で経験した「ヒヤッとしたこと」について、全国で雨天時に車の運転をしたことのある全国の男女1,654人を対象に調査を行った。

「雨天時の運転は、晴天時に比べて嫌ですか?」と聞いたところ、「嫌だ」は88.7%、「嫌ではない」は11.1%となり、9割近くが雨天時に車の運転をすることについて「嫌だ」と思っていることがわかった。

雨天時の運転を嫌だと思う理由を聞いた。結果は、「視界が悪くなるから」(66%)、「路面が滑りやすいから」(12%)、「車が汚れたり、自分が濡れるから」(7%)、「白線が見えづらいから」(5%)、「歩行者や自転車が怖いから」(4%)、「ハイドロプレーニング現象が起こるから」(3%)、「その他」(3%)となった。

雨天時の運転が嫌だと思う理由の半数以上を占めたのは「視界が悪くなるから」で、詳細を見てみると「視界が悪い分、飛び出し等に対する瞬間的な動作が心配になる」「高速道路では大型車が巻き上げる水煙で前方視界が塞がれることがある」「他の車や歩行者が見えない」などが挙がった。

「路面が滑りやすいから」という理由は、「路面が滑りやすいためスリップなどが起こりやすい」「マンホールや道路の継ぎ目の金属部分で滑る」など。「車が汚れたり、自分が濡れるから」の詳細な理由は、「運転席周りに濡れた傘を収納する場所がないから社内が濡れる」「車が汚れるのが嫌」「乗降車時に体が濡れるから」などが挙がった。「その他」の理由としては、「窓を開けられず、空気の入れ替えができない」「ワイパーが動くと酔う」などがあった。

雨天時の車の運転でヒヤッとした経験を聞いたところ、上位から「雨、反射や対向車のしぶき、油膜などで視界が悪くなる」(54%)、「スリップした、しそうになった」(16%)、「歩行者や自転車などの予測が困難でぶつかりそうになった」(14%)、「白線が見えなくなって対向車線にはみ出した、はみ出しそうになった」(8%)、「ハイドロプレーニング現象が起きた」(6%)、「その他」(2%)となった。

さらに、雨天時の車の運転でヒヤッとした経験について聞いたところ、482の回答が寄せられた。「雨、反射や対向車のしぶき、油膜などで視界が悪くなる」の詳細としては、「雨粒が乱反射して通行人に気づかず接触しそうになった」「路面に反射する夜の灯りで人が見えずひきそうになった」といった「自転車や人にぶつかりそうになった」という内容が最も多かった。

次いで、「突然の土砂降りで前方が見えなくなり、反対車線に飛び出してしまい対向車とぶつかりそうになった」「対向車に雨水を大量にかけられ、視界が極端に悪くなり、前の車にぶつかりそうになった」などの「車とぶつかりそうになった」という内容が多くなっていた。他には、「信号に気づけなかった」「脱輪しそうになった」「水没しそうになった」という内容もあった。

「スリップした、スリップしそうになった」の詳細としては、「車が急にスリップして対向車線に滑って行き危うく大事故になるところだった」「走行中、マンモールでタイヤが滑り、車体が回転した」などの声があった。

「歩行者や自転車などの予測が困難でぶつかった、ぶつかりそうになった」の詳細としては、「傘を片手で持った自転車とすれ違いざま、傘が電柱に引っかかって大きくふらつき、自動車の前に飛び出してきた」「前後に子どもを乗せて、自転車に乗っていた方が、目の前で自転車ごと倒れた」などのコメントが寄せられた。

「その他」の内容としては、「水溜まりが深くて、水没しそうになった」「運転中、歩道を歩いている人に水しぶきがはねそうになった」などが挙がった。

今回の調査で、雨天時の運転は「視界の悪さ」や「スリップ」など、安全面から不安だと感じているドライバーが多く、実際に雨天時にヒヤッとした経験のあるドライバーも多くいることがわかった。

同社では、安全運転するために、天候の状況によっては一時的に車を安全なところに停めて雨が通り過ぎるのを待つようにしたり、普段からフロントガラスやワイパー、タイヤなどのメンテナンスについて意識しておくと、雨天時でも安心な運転に繋がるのではないか、と提言している。(エボル)