「レナウン」最大20億円の融資枠、不測の事態に備えて資金を確保

民事再生手続の決定を受けたレナウンが6月18日の今日、三井住友銀行から最大20億円の融資枠の設定を受けたと発表した。

　レナウンは近年業績が低迷していたことに加え、中国の紡績大手で同社の親会社 山東如意科技集団のグループ企業から売掛金53億円を回収できなかったことや、新型コロナウイルスの影響で店舗売上が減少したことなどから資金繰りに行き詰まり、5月15日に民事再生法適用を申請。事業の維持再生のために300人規模の希望退職を実施した。なお、6月16日付で東京証券取引所第1部への上場が廃止となった。
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　同社はスポンサーを選定し、再生計画の策定と事業再生を目指すとしているが、不測の事態に備えるため、当面の運転資金を融資枠によって確保したと説明。複数の報道によると、スポンサーにはいくつかのファンドなどが名乗りを上げているという。