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PS5やXboxを超えるゲーム機、まさかのケンタッキーフライドチキンが発売? チキンを温める機能も搭載

2020年06月18日 11:51  リアルサウンド

リアルサウンド

発表された「KFConsole」

 ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)のPlayStation 5が2020年の年末にリリース予定で、Microsoftが同時期に発売する家庭用コンソールXbox Series Xとの競争が加熱している。しかし、ここに来て、新たなライバルが出現した模様だ。


【写真】チキンを温める機能も搭載……


 そのライバルとは、なんとファーストフード大手のケンタッキーフライドチキン(KFC)。「KFConsole」なるコンセプトを発表し、Twitterアカウント『KFC Gaming』は6月13日、その動画をツイートしている。


冷却すべきはずのゲーム機を、加熱する仕様とは?


 これを受けて『Slashgear』は、このコンソールの仕様について報じている(参考:https://www.slashgear.com/kfc-teases-4k-gaming-console-concept-with-built-in-chicken-warmer-15624884/)。


 ビジュアルはKFC実店舗でよく見かけるバケツ型の容器のような形状をしているが、スペックは「Zinger製プロセッサ内蔵」「クロック周波数は11Ghz」「ストレージ容量は2TB」「最大4K解像度および120fpsでの描画」「クロスプラットフォーム対応」と、もはや敵なし。さらに、独自の機能として、チキンを温める「チキンチャンバー」を内蔵しているという。


 同メディアは、KFCが以前にドローンのKFO(ケンタッキー・フライング・オブジェクト)、ビットコイン・バケット等、数々のギミックを発表していると指摘。今回も流行りのバズワードとケンタッキーをかけ合わせた、プロモーションの一環の可能性がある。


 ちなみにKFCは、UFOならぬKFOを本当に実現させているが、KFConsoleの実現可能性は、あるのだろうか。現在のテクノロジーの常識では、ただでさえ熱を帯びるとパフォーマンスの落ちるゲーム機に、加熱が主な機能のオーブングリルがついているというのは、非現実的に映る。


「KFConsole」は巧妙なジョークなのか?


 今回の発表に対して周囲のリアクションは複雑なものだ、と『Cnet』は伝えている(参考:https://www.cnet.com/news/no-kfc-isnt-releasing-a-game-console-to-compete-with-sonys-ps5/)。


 同メディアは「コンソールは巧妙なジョークだが、KFCは確かにゲームに興味を持っている」としている。KFCは2019年に、恋愛シミュレーションゲーム『I Love You, Colonel Sanders! A Finger Lickin’ Good Dating Simulator』をリリースした。


 KFConsoleについて、『Xbox』公式Twitterアカウントは、目くじらを立てるどころか、「横に置けますか?」と『KFC Gaming』に 取材し、興味津々だ。


 見て見ぬ振りをすることもなく、涙ぐましい商魂で、逆にこの話題にあやかろうとしている可能性もある。


 PlayStationは、世界の家庭用ゲーム機市場のシェアでトップの座にあるが、Xboxも健闘しており、動きの激しいゲーム業界では、展開次第で今後どうなるか分からない。


 XboxやKFCに対抗して、今後PS5がどの様なプロモーションを行うかにも注目だ。(Nagata Tombo)