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ジャニーズ期間限定ユニット Twenty★Twenty、チャリティーソング「smile」で届けるパワー 櫻井和寿による歌詞から感じたこと

2020年06月18日 06:11  リアルサウンド

リアルサウンド

リアルサウンド編集部

「想いのすべてよ。どうか君に届け。」(関ジャニ∞コメントより)


(関連:ジャニーズ期間限定ユニット J-FRIENDSからTwenty★Twentyに受け継がれる“意志” ジャニー喜多川の夢が形を変えて実現


 ジャニーズ事務所に所属するアイドル15組、75人で結成された期間限定ユニット・Twenty★Twentyが歌うチャリティーソングの情報が公開された。


 櫻井和寿が作詞・作曲を手掛けた「smile」。ジャニーズとは初のコラボレーションとなる。発売に先駆けて、歌詞と歌割が公開され、参加グループ・メンバーからのコメントを発表。情報番組ではレコーディング中の映像も放送された。


 中でも、ひときわ目を引く長文のコメントがNEWSだった。グループ名義だったが、加藤シゲアキが書いたと思しきコメントには、チャリティーソングに向き合うシンガーとしての心境、レコーディング現場の様子が臨場感たっぷりに伝わってきた。


 「smile」の歌詞には、誰しもが経験、目にしたことがある情景描写が盛り込まれている。櫻井らしい言葉の選び方で、Mr.Childrenの世界と通ずるものがある。


 〈本当は今何が欲しくて必要なものは何なのかを>〉一節には、未曾有の事態を前に、これまでの常識や価値観が揺らいでいく、“変化”について考えさせられた。


 また、〈けりをつけなくちゃねその悲しみに〉の一節は、現状を踏まえ、折り合いをつけていく、というスタンスにも捉えられる。大げさな言葉ではなく、ごく自然な流れで前を向こうと思える、そんなパワーをもらえた。


 6月16日からスタートした有料ライブ配信『Johnny’s World Happy LIVE with YOU』では、手洗い動画「Wash Your Hands」のTwenty★Twentyバージョンも公開された。


 V6、KinKi Kids、ジャニーズJr.まで、同じ振付でも個性が出ていた。緊張したと、少しかしこまった様子の関ジャニ∞・丸山隆平、ユーモア溢れるKAT-TUN・中丸雄一の演出も楽しめた。3月29日に公開された当時と比べて随分と慣れた様子。手を握りながら笑顔で歌う姿は何度みても愛おしい。


 ジャニーズ事務所はこれまでにも、阪神・淡路大震災復興のためのチャリティー活動として1997年12月にTOKIO、V6、KinKi Kidsの3組による「J-FRIENDS」を結成するなどしてきた。“Jフレ”と呼ばれ、いまでも再結成を願うコメントがみられるなど、根強いファンがいる。


 Twenty★Twentyによる「smile」は6月22日から楽曲配信がスタート、8月12日にはシングルCDがリリースされる。特典DVDには、「smile」ビデオクリップ、レコーディングドキュメンタリー、「smile」リリックビデオが収録される。いずれも12月31日までの期間限定販売。


 全15組、75人による大プロジェクト、今後どんなパフォーマンスが観られるのか注目だ。(柚月裕実)