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「シエス マルジャン」がブランド終了か、新型コロナ感染拡大による経済的影響で

2020年06月17日 18:03  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

シエス マルジャン公式サイトより
デザイナーのサンダー・ラック(Sander Lak)が手掛ける「シエス マルジャン(Sies Marjan)」が、新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済的理由から営業休止状態にあると複数の海外メディアが報じた。

 ラックはセントラル・セント・マーチンズ(Central Saint Martins)を卒業後、「ドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)」などのメゾンで経験を積み、2016年にシエス マルジャンを立ち上げた。2018年には"ファッション界のオスカー"とも称される「CFDA ファッション アワード」で、期待の新星に贈られるスワロフスキー賞を受賞。商品は百貨店やブティックなどの小売業者に卸しており、昨年経営破綻した「バーニーズ・ニューヨーク(Barneys New York)」とは独占契約を結んでいたという。
 海外メディアの報道によると、シエス マルジャンは現在営業を休止しており、「新型コロナウイルスのパンデミックによる経済的な影響は甚大だ」と声明を出しているという。今後の展開について具体的な情報は公表されていないが、ブランドの公式サイトに販売中の商品は無く、公式インスタグラムのアカウントも削除されている。
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