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YouTubeに注目のアスリートが続々参戦! プロゴルファー松山英樹&石川遼からフィギュア本田3姉妹まで

2020年06月17日 11:11  リアルサウンド

リアルサウンド

動画サムネイルより

 有名タレントのYouTuberデビューが相次いでいる2020年、新たなチャンネルをピックアップするとともに、その方向性や内容を検証する本企画。この1週間前後でも、各業界から多くの新星YouTuberがデビューを果たしたが、今回は特にスポーツ界のチャンネルをピックアップして紹介しよう。


(参考:YouTubeで“刃牙”の世界が実現? 朝倉未来を起点に格闘技ファン垂涎のコラボ祭りが展開中


・松山英樹、石川遼「松山英樹×石川遼プロジェクト」 6月8日デビュー
 男子プロゴルフの松山英樹と石川遼の二人が、新型コロナウイルス感染拡大防止の支援プロジェクトの一環としてYouTubeチャンネルを開設した。普段は見られない、貴重な対談シーンやプライベートラウンドの様子を特別映像として公開する目的だ。


 対談は2本にわたり更新。1本目の動画では、今回のプロジェクトについて、二人の関係性についてなどを語った。ワールドカップをきっかけに、徐々に交友を深めていったという二人。去年、居酒屋で一緒に飲んだ時、真剣な話ができたそう。石川は、以前よりも松山に対して「自分の思っていることが話せるようになった」と言う。今回のプロジェクトは、松山が「二人でできること」を考え、石川を誘ったそうだ。両者ともに全面的には出さないものの、対談の様子からお互いに信頼とリスペクトをしているのが垣間見える。その後の対談では、新しい生活様式を取り入れた“ニューノーマル”でプレイしてみて感じたことや、ワールドカップについてなど、具体的なゴルフのプレイについて語り合った。


 また、次の企画では房総カントリークラブでお互いのラウンドの様子を撮り合い、プレイヤーの距離感など、コロナ禍での新しいゴルフの形を提示した。今後も、動画は続々公開予定だ。


・本田真凜、望結、紗来「本田姉妹やで~」 6月9日デビュー報告
 女子フィギュアスケートの本田姉妹(真凜、望結、紗来)が、インスタグラムで姉妹のYouTubeチャンネルを開設したと報告した。


 日ごろから姉妹の仲良しぶりが好評なため、より“素”の部分が見えやすいYouTubeでの活動に期待を寄せているファンも多いだろう。現在まだ動画はアップされていないが、すでに登録者数は2万人を超えている。今後の配信を心待ちにしたい。


・中西直人「プロゴルファー中西直人【あゆみ】チャンネル」 6月12日デビュー
 明るいキャラクターでも人気のプロゴルファー・中西直人も、YouTubeに参入した。1本目の挨拶動画では、ドライブをしながらチャンネル開設を報告。


 チャンネル名の「あゆみ」の由来については、今まで中西が“歩”んできた経験を届けるのと、いいゴルフ人生を“歩”んでいければという想いを込めたそう。また、これから動画を通じてゴルフの基本を配信することで、視聴者にとっても自分にとっても困ったときに駆け込める「家」のような存在のチャンネルにしたいと意気込みを語った。動画作りについては、「みなさんからアドバイスをもらいながら動画作りをしたい」とし、「ゴルフ界全体で日本を元気にしたい」とも話した。動画の中盤からは早速レッスンを開始。宣言通り、ゴルフの構え方という“超基礎”からレクチャーしてくれる。


 2本目にアップされた動画は、またしても車内からスタート。兵庫県のチェリーヒルズゴルフクラブに訪れ、ゲストとして、38勝の記録を持ちプロゴルファーたちの間でも人気の“日本一のキャディー”清水重憲を迎えた。ゴルフの組み立てや、上への行き方。急きょ、もう一人のゲスト、息子の清水大雅も登場。清水のアドバイスを受ける中西は、終始「さすがプロ」と感心した様子。ゴルフ経験者も初心者も、学びの多いチャンネルとなりそうだ。


・田中恒成「たなチャンネル Kosei tanaka」6月14日デビュー
 YouTubeでも活況を呈している格闘技の分野では、プロボクシングの3階級制覇王者、田中恒成が、25歳の誕生日を節目としてチャンネルを開設した。最初にプロフィールをテロップで紹介後、本人の口から報告。YouTubeを初めたきっかけについては「興味がなかったけど、人に勧められたので」とあまり積極的ではない様子を見せたものの、「人に伝えられるものがたくさんあると思った」「本音を言えることが少ないので変わりたい」「知名度を上げたい」「まだボクシングで取り組めていないところにも、覚悟を持って真剣に取り組みたい」など、YouTubeに対してのチャレンジ意欲をきっぱりと伝えた。


 ただ、1年間での目標登録者数を聞かれると最初は「5,000人」と弱気に。その後、スタッフにあおられつつ「50万人」と宣言。カメラ越しに鋭く質問攻めしていたのは、動画の最後で畑中事務のマネージャー・植田とわかる。今後、田中と植田が二人三脚でYouTube活動をおこなっていくそうだ。YouTubeでは、田中の新たな一面が見られることに期待しよう。


・YouTubeがコロナ禍のスポーツ界に貢献


 スポーツ界からのYouTubeデビューが多く見られた今週。松山英樹や石川遼のように、第一線で活躍する選手がチャリティー活動の一環として動画を配信するなど、YouTubeがコロナ禍でのスポーツ界の新たな取り組みに貢献していることが伺えた。


 また、今回紹介した以外にも、各業界から著名人がYouTubeデビューを果たしているため、気になる人はチェックしてみてほしい。


(稲垣恵美)