ネクストレベルは6月15日、「新型コロナウイルスの流行により結婚に対する意識にどう変化が生じたか」についてのアンケート結果を発表した。調査は、同社運営の「マッチングアプリ大学」を利用する18歳以上の独身男女を対象に実施し、359人から回答を得た。
新型コロナによって、結婚観に変化があった人は29.8%。変化があった人のうち、「結婚したい」(46.2%)、「結婚もいいかも」(24.5%)と結婚に前向きになった人は全体で7割を超えた。
コロナ禍で「会えない時間が増えて『一緒に生活したい』」と結婚を決めた人も
具体的には、緊急事態宣言等での外出自粛によって「家にいる時間が格段に増え『パートナーがいたら家で過ごす時間も楽しいんだろうな』と強く感じ、結婚したいと思うようになりました」(東京都/30代女性)という声があがっている。また、
「もしも自分がコロナにかかってしまったとしても、看病してくれる人がいないことに不安を感じ、結婚したいと思うようになりました」(北海道/20代女性)
など、孤独感や大切な人と過ごす時間の重要性を認識した人が多い。
現在、恋人がいる男女のうち、恋人との関係性に変化があった人は約6割。うち58.2%がポジティブな変化で、具体的には「親密になった気がする」(23.5%)、「デート・会話の回数が増えた」(18.5%)といったことが挙げられる。中には、
「会えない時間が増えて『一緒に生活したい』と思うようになり、結婚することになりました」(愛知県/20代女性)
という人もおり、結婚が決まったという人は5.1%だった。
ネガティブな変化(4割)としては、「デート・会話の回数が減った」(32.6%)、「お互いへの興味が薄れた」(8.2%)といった声が寄せられている。
「毎日ずっと一緒にいても苦痛じゃない人は少ないし、見つからない」
一方、恋人のいない女性の約4割が「結婚は難しい」と感じている。
「いつ自分やパートナーの収入が激減してしまうかはわかりません。そういった状況では『自分が家庭を支えよう!』と強く思う気持ちが必要だと思い、結婚って難しいなと感じるようになりました」(大阪府/30代女性)
「毎日ずっと一緒にいても苦痛じゃない人は少ないし、そういった人はなかなか見つからないので結婚は難しいと感じました」(福岡県/20代女性)
また、恋人のいない男性においては「結婚したくない」が15.0%で、恋人のいない女性(0%)、恋人のいる男性(4.0%)と女性(2.8%)と比較して10ポイント以上高かった。
恋人がいない男女で、「恋人が欲しい」人は55.7%。「誰かと支え合いたい」と思いつつも、実際に恋人が隣にいない現状では、パートナーを支える自信がないという人が多いようだ。