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永作博美×井浦新が子を望む夫婦に 河瀬直美監督最新作『朝が来る』予告編&場面写真

2020年06月17日 06:01  リアルサウンド

リアルサウンド

(c)『朝が来る』Film Partners

 10月23日公開の河瀬直美監督最新作『朝が来る』より、予告編と場面写真が公開された。


参考:動画はこちらから


 本作は、作家・辻村深月の同名小説を河瀬監督が映画化したヒューマンミステリー。実の子を持てなかった夫婦と、実の子を育てることができなかった14歳の少女を繋ぐ“特別養子縁組”によって、新たに芽生える家族の美しい絆と胸を揺さぶる葛藤を描く。


 永作博美がヒロインである妻の佐都子役、井浦新が夫の清和役として、心から望みながらも、実の子を授かることができなかった栗原夫妻を演じる。そのほか、蒔田彩珠、浅田美代子、中島ひろ子、平原テツ、駒井蓮、田中偉登、佐藤令旺らがキャストに名を連ねる。


 場面写真では、特別養子縁組によって迎え入れた男の子・朝斗と一緒に、幸せそうに手をつないで歩く栗原夫妻の様子や、安全に出産するための保護施設で生まれるわが子を思い、大事そうにお腹に手をあてるひかりの姿が切り取られている。


 予告編は、特別養子縁組によって迎え入れた男の子・朝斗と一緒に、幸せそうに出かける準備をしている栗原夫妻のもとに、「子供を返してほしいんです」と謎の女から一本の電話がかかってくる場面から始まる。実の子を授かれなかった栗原佐都子(永作博美)と栗原清和(井浦新)が苦悩するシーンや、実の子供を育てることができなかった片倉ひかり(蒔田彩珠)が葛藤する様子、「あの子の母親です」と名乗る謎の女の姿が描かれている。


 また、本作の公開を記念したインスタライブの配信が決定。公開までの4カ月間、月齢に合わせて「新月」「上弦」「満月」「下弦」の日に、河瀬監督のInstagramアカウント内にて、河瀬監督がホストとなって本作の制作秘話から映画づくり、アフターコロナの映画の行方など幅広いテーマでのトークライブを配信する。トークゲストには、井浦、辻村、蒔田ら本作に所縁のある人をはじめ、豪華キャストを予定している。初回は『朝が来る』のタイトルにちなんで、6月21日午前8時開始予定。以降の配信日・ゲスト詳細は、映画公式サイトにて随時発表される。


 なお、本作主題歌「アサトヒカリ」の先行配信が6月22日よりスタート。CDリリースも8月5日に決定した。主題歌を担当したのは、CLIEVYとKEENからなる男性2人組シンガーソングライターユニットC&K。C&Kは今回が初の映画主題歌となる。C&KのKEENからは、コメントが寄せられている。


KEEN(C&K) コメント
C&Kとして初めて映画主題歌を制作させて頂きとても、良い経験になりました。その最初の作品が河瀨直美監督という独自の世界観を持っているクリエーターの方という点も大きな刺激になり、自分達でも映像と音楽を組みあせたものを作ってみたいという新しい発想も持つことが出来ました。
この「アサトヒカリ」には、映画の主人公全ての人がそれぞれの運命の中で幸せになるよう願いを込めて作りました。
“なかったかのように忘れないで”この歌詞の部分が映画とこの曲を繋ぐ大切なキーワードになっています。曲を先に聴いてから映画をご覧になっても、映画を観てから曲を聴いていただいても、どちらも味わい深く楽しめるようになっています。


※河瀬直美の「瀬」は旧字体が正式表記